国内の家畜に流行する非定型Salmonella Typhimuriumに遺伝的多様性が生じている
要約 国内の家畜において、特定の遺伝子型(9型)に属する非定型Salmonella Typhimuriumの分離が近年増加している。本菌では可動性遺伝因子の獲得・欠失によって変異を重ね、二つの系統グループが生じている。家畜...
要約 公共牧場やその利用畜産農家等が省力的に取り組める、運搬時の労力および放牧初期ストレスを緩和する馴致技術ならびに適正なマダニ対策について、わかりやすく解説したマニュアルである。 キーワード 放牧牛...
要約 エビの育成に必要な生物学的な基礎的知見を背景として、システム工学の知見を融合させ飼育試験を行い、徹底したコスト意識で実験から実証段階までの一貫した生産開発をする(2008年9月より)。同プラントは...
東京湾周辺地域で保護された野鳥の病原性大腸菌保菌状況と分離株の性状
要約 東京湾周辺地域で保護された野鳥(62種447羽)の糞便から2f型志賀毒素産生大腸菌と腸管病原性大腸菌がそれぞれ4羽および39羽から分離され、さらに約半数の野鳥の腸内細菌叢大腸菌が何らかの抗菌薬剤に対し...
黄色ブドウ球菌のバルク乳由来株はヒト由来株と異なる遺伝学的背景を示す
要約 わが国における黄色ブドウ球菌のヒト由来株とバルク乳由来株はパルスフィールドゲル電気泳動ならびに各種表現型別により相互に関連性が非常に低く、また、ロイコシジンLukM/LukF’-PV遺伝子はバルク乳由来...
SPF豚農場におけるMycoplasma hyopneumoniaeの清浄度回復技術
要約 Mhp侵入によりSPF認定が停止したSPF豚農場で豚舎内の消毒(ほぼ毎日)、全頭のワクチン接種、豚舎間の人の移動制限や飼養管理の見直しからなる対策を実行することで、肺廃棄率が改善することで再認定が可能...
東京湾周辺地域に生息する野鳥のサルモネラ保菌状況と分離株の性状
要約 東京湾周辺地域に生息する各種野鳥のサルモネラ保菌状況を調査した。52種、412羽の糞便検体からの分離率は5.6%(23羽)で全てSalmonella Typhimurium(ST)であった。また脚指240検体からの分離率は9.2%(...
要約 アスパラガスハウス内に卵用讃岐コーチンの放飼により、ハウス内の雑草は除去され、新芽の損害も軽度なものであり、アスパラガス生育中の除草剤使用を全廃できた。これにより人手による除草作業から開放され...
フロルフェニコール耐性を指標としたSalmonella Typhimurium DT104の簡易スクリーニング法
要約 近年欧米において問題化しているSalmonella Typhimuriumファージ型DT104の簡易検出を目的としてDT104に特徴的なフロルフェニコール耐性を利用した検出法を開発したところ,ファージ型別結果との相関性も高く...
要約 フィルタ'等による通常の空気清浄法と比較し、維持管理、設置が容易な超音波噴霧器で重量比2%の植物性油の水溶液を噴霧することで、無窓鶏舎内の粉塵濃度を40~75%低減できる。 背景・ねらい 鶏舎内で発生す...
要約 平成元年に沖縄県の黒島において行われたバベシア病およびオウシマダニ撲滅対策について,経済疫学手法のひとつである費用・便益(Cost-benefit)分析法を用いて経済的評価を行ったところ,費用・便益比が1...
要約 天蚕の新飼料樹「蒿柳」(中国原産の柳の一種)は、生育速度が速く、さし木発根性が極良のため、さし木による促成樹園地の造成が可能で、天蚕の飼料としては、クヌギに比べ飼育経過、繭質等が優れており、天...