要約 過熱水蒸気を利用して穀物種子を高温短時間で熱消毒する技術。熱消毒から冷却・乾燥までを連続的に行えるため、低コストかつ高能率な作業体系を実現できる。水稲種子への病害防除効果は温湯消毒(60°C、1...
要約
養液栽培におけるミツバ立枯病の防除には、乾燥種子を「時間(分)=-1.1158×温度(℃)+65.806」(45.7℃~59.6℃の温度範囲で有効)の温度・時間条件で温湯処理するのが有効である。
水稲「なすひかり」の割れ籾発生と種子消毒法が割れ籾種子の苗に及ぼす影響
要約 割れ籾発生の多かった平成19年産「なすひかり」では、有効茎歩合と割れ籾発生率の間に負の相関が認められる。割れ籾の苗立ちは健全籾より劣るが、イプコナゾール・銅水和剤で種子消毒した割れ籾は90%以上の...
要約 循環式催芽器による催芽時の食酢50倍液処理は、イネ褐条病に対して安定して高い防除効果が得られる。浸種前の化学薬剤による種子消毒、温湯種子消毒と組合わせて使用でき、種籾の発芽や苗形質への影響も実用...
要約 トマト青枯病およびかいよう病は、病徴と選択培地への罹病茎断面のスタンプにより出現したコロニーにより診断できる。青枯病対策には深耕還元消毒と抵抗性台木の組み合わせが、かいよう病対策には薬剤の茎葉...
温湯消毒と巻取補助装置を組入れたロングマット水耕苗の育苗・移植体系
要約 水稲ロングマット水耕苗の育苗・移植技術において、温湯消毒法および巻取補助装置を組み入れることにより、育苗から移植までのワンマンオペレーション可能な、環境保全にも配慮した、省力・軽作業の移植栽培...
要約 水稲栽培現場での実用的な減農薬技術として、60℃10分または58℃15分の水稲種子の温湯消毒は、種子伝染性のいもち病、苗立枯細菌病、ばか苗病に対し防除効果があり、種子の発芽率および移植時の苗形質への大き...
要約 ロングマット育苗移植技術の現地導入の結果、田植えまでの軽労働化と省力化が確認され、田植補助者には大変好評である。また、初期投資の必要な施設についても、育苗装置の自作など経費の削減と、多回数育苗...
要約 水稲ロングマット水耕育苗において、あらかじめ種子消毒してある購入種子を用いた場合でも、育苗装置に土壌フィルターを取り付けることにより、根の伸長阻害を軽減し、巻取り可能な苗マットを作ることができ...
要約 催芽器を改良した温湯処理器による温湯浸漬処理(60℃、10~15分間)は、いもち病、もみ枯細菌病、イネシンガレセンチュウ防除に有効である。 背景・ねらい 化学農薬による水稲の種子消毒は、一部の病害に対...
機械移植栽培におけるキャベツ根朽病のセルトレイ消毒及び薬剤散布による発病抑止
要約 キャベツ機械移植栽培において問題となるキャベツ根朽病はセルトレイの温湯消毒ならびに薬剤散布によって育苗期での発病を抑えることができる。 背景・ねらい キャベツの機械移植栽培における根朽病の発...