要約 チョウ目昆虫7種から新たに樹立した培養細胞は、遺伝子機能解析、薬剤開発等に利用することができる。本細胞は、農業生物資源ジーンバンクに登録されているため、配布申請によって国内の試験研究機関で利用...
要約 太陽熱土壌消毒、防虫ネット、バンカー法、天敵製剤、栽培用器具等の温湯消毒、有機JAS規格に適合する殺虫・殺菌剤などを活用した施設有機栽培ミニトマトの総合的病害虫管理体系を実践することにより、10aあ...
要約 イネカメムシ成虫の発生状況の把握には、白色粘着トラップをイネの草冠の高さで地面と垂直に設置する方法が有効である。アカスジカスミカメ等の他の斑点米カメムシ類の発生調査に用いられるフェロモンには影...
要約 シャットネラ アンティーカに対しても有効な赤潮防除剤として改良型粘土による防除技術を開発した。さらに、その知見をとりまとめ、漁業者自身が赤潮防除を行えるよう、わかりやすいマニュアルを作成した。 ...
要約 「ぽろすけ」は「ぽろたん」より1週間程度早く収穫される早生の易渋皮剥皮性品種である。「ぽろすけ」と「ぽろたん」は相互に受粉樹として利用できる...
要約 日本と周辺諸島、北米、ハワイの外来昆虫相を比較したところ、小笠原諸島やハワイ諸島などの海洋島には外来昆虫が侵入・定着しやすい、北米大陸・ハワイ諸島は生物的防除の目的で導入された外来昆虫が多い、...
水稲・大豆作における新たな難防除雑草の早期発見・被害軽減総合対策技術
要約 雑草イネの赤米混入被害は、水田での雑草イネの早期発見と総合対策により軽減できる。圃場周辺の帰化アサガオ類は、年3回の適期防除により大豆畑への侵入を防止できる。アレチウリ等の警戒すべき帰化雑草も...
果樹害虫モモノゴマダラノメイガの交尾にはオスの発する超音波が必須である
要約 モモとクリの難防除害虫であるモモノゴマダラノメイガは、交尾時にオスが超音波パルスを発する。メスが交尾を受入れるための姿勢は、オスの超音波に反応して引き起こされることから、オスの発音を受容できな...
斑点米カメムシ、アカスジカスミカメの持続性合成フェロモン剤の開発
要約 アカスジカスミカメのフェロモン成分の化合物をポリエチレンチューブに充填したチューブ製剤は、合成フェロモン剤としておよそ1ヶ月間アカスジカスミカメの雄成虫を誘引することができる。 キーワード アカ...
要約 本法は、欠損標的遺伝子の前後部分をPCRによって増幅・結合させてから環状化し、野生株に形質転換して相同組換えによる遺伝子欠損を誘発させるもので、遺伝子欠損株は、PCRを用いた姉妹選抜法により選抜する...
要約 2012年12月31日で全廃となった土壌くん蒸用臭化メチル剤の代替技術として開発した国内8地域4品目対象の産地適合型マニュアルによる栽培は、同剤使用時の慣行栽培に対し何れも90%以上の収量を確保することが...
DAS-ELISA法によるウリ類退緑黄化ウイルスの簡易血清診断法
要約 ウリ類退緑黄化ウイルスに対する抗血清を用いて新規に開発したDAS-ELISA検定試薬は、メロン、キュウリ、スイカの各種罹病葉を的確に診断できる。 キーワード CCYV、クリニウイルス、DAS-ELISA、高感度検出、...
雑草イネによる赤米混入被害を軽減するための総合対策チェックリスト
要約 雑草イネによる赤米混入被害を軽減するためには、雑草イネの防除とまん延防止対策を発生地域全体で取り組む必要がある。チェックリストを活用した対策を徹底することにより、雑草イネのまん延を防止して、そ...
要約 白紋羽病菌に内在するマイコウイルスの粒子を純化し、プロトプラストを介して他の植物病原糸状菌に人工接種すると、本来の宿主以外の糸状菌へも感染できる。本法により、ヴァイロコントロール因子としてのマ...
要約 チョウジ(Syzygium aromaticum)の50%エタノール抽出液は供試したイネ・野菜類の10種全ての植物病原糸状菌に高い抗菌活性を示す。また、植物病原細菌ではイネ褐条病菌に抗菌活性を示す。抗菌活性はエタノール...
侵入害虫クリタマバチ防除のために導入された外来天敵昆虫とそれに近縁な日本在来昆虫の交雑個体の検出法
要約 核リボソーム遺伝子の配列の違いを識別することにより、侵入害虫クリタマバチ防除のために海外から導入された外来天敵チュウゴクオナガコバチと、それに近縁な日本在来天敵クリマモリオナガコバチの交雑個体...
要約 イネの病原細菌である苗立枯細菌病菌、もみ枯細菌病菌、褐条病菌や、病原糸状菌であるばか苗病菌、ごま葉枯病菌、いもち病菌を保菌したイネ種子を鉄粉でコーティングして播種すると、育苗中の苗においてこれ...
めんの食感、色、生地物性に優れ良質多収の小麦新品種候補「東海103号」
要約 「東海103号」はやや低アミロースで、グルテニンの改良により生地物性が適度に強く、めんの食感に優れ、灰分が低く、粉色が明るく黄色味を帯び、日本めん用に適する。早生・短稈で倒伏に強く良質多収の軟質...
要約 春から秋の晴れ日の早朝にクロルピクリン剤で土壌消毒を行い、消毒後にトラクタで耕耘せず、洗浄した育苗箱で育成した苗を定植すれば、サラダナ根腐病の再発が遅れ、消毒後の2作または3作の収穫が可能になる...
クリ害虫の微生物防除資材としてBeauveria bassiana HF338株は有望である
要約 クリシギゾウムシ幼虫に対する高い病原力を指標として選抜した昆虫病原糸状菌Beauveria bassiana HF338株は、クリシギゾウムシ成虫およびクリミガ幼虫に対しても強い病原力を有し生物防除資材として有望...