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育苗時使用農薬の後作物への残留リスク評価とELISAキットの野菜への適用性

要約 水溶解度が大きく、親水性が高い等の物性を持つ育苗時使用農薬は、後作物における残留基準値が極めて低い場合に残留リスクが高い。市販のELISAキットは一部の野菜との組み合わせを除いて残留農薬の簡易分析...

菌根菌活性評価のための異なるポリリン酸定量法の特性比較

要約 アーバスキュラー菌根菌のリン供給活性の指標物質となるポリリン酸の定量法について、ポリリン酸キナーゼを用いる方法は測定感度に優れ、ポリリン酸エキソポリフォスファターゼを用いる方法は短鎖ポリリン酸...

たまねぎのネギアザミウマと白斑葉枯病の発生対応型防除法

要約

ネギアザミウマの従来より簡便な防除開始時期モニタリング法を用い、タマネギ白斑葉枯病の初発条件を考慮して、両病害虫に効果の高い農薬を適切な開始時期・間隔で散布することで、両病害虫の発生に対応...

有機栽培野菜畑の窒素肥沃度指標の選定とその簡易分析法

要約 熱水抽出性窒素は、土壌の有機物分解能を反映した有機栽培野菜畑の窒素肥沃度指標として適当であり、またトリプトファンを標準物質として用いることで熱水抽出液の280 nm吸光度測定により簡易に分析可能であ...

地下水中硝酸性窒素削減のための普通畑およびたまねぎ畑における対策

要約 深層土壌の土壌溶液中硝酸性窒素濃度によって、圃場からの硝酸性窒素流出のモニタリングが可能である。硝酸性窒素削減対策として、てんさい茎葉すき込み後のばれいしょ作では土壌硝酸性窒素量に応じた減肥、...

露地野菜地帯における硝酸態窒素負荷削減プログラム

要約 露地野菜地帯の窒素収支は収穫物として搬出される窒素量の約2～4倍の投入超過で、多量の無機態窒素が残存する。これの回収には深根性畑作物の活用が期待できる。さらに、窒素流出量の削減には深根性畑作物の...

ギョウジャニンニクに発生した新病害、白色疫病とすすかび病（新称）

要約 ギョウジャニンニクで2種の新病害の発生が確認された。1つは融雪後3月下旬頃から発生し、葉に白色の比較的大きな病斑を形成するPhytophthora porriによる白色疫病であり、2つ目は5月上旬より発生し、...