要約 農林水産省で新たに制定された「二枚貝等の貝毒のリスク管理に関するガイドライン」に基づく安全かつ効率的なリスク管理体制の確立を目的とし、機器分析法および簡易分析法に関するマニュアルを作成・公開す...
要約 ブリ養殖の生産管理情報を入力・管理するタブレット版アプリを開発しました。給餌、投薬、成長経過、コストがリアルタイムで「見える化」されます。複数の漁業者の情報をまとめて処理・管理する機能を備えた...
フォールアウト後に新植したクリ・温州ミカン・カキの放射性セシウムの移行係数
要約 放射性物質が降下した樹園地に定植したクリ、温州ミカンおよびカキの移行係数は10-4~10-3の範囲である。また、カキ果実の137Cs濃度に、定植時の表土管理方法(耕うん、表土剥土、表土戻し)は影響しない。 キ...
要約 ブタ血中の代謝物である分岐鎖アミノ酸濃度の高さは、豚の筋肉内脂肪含量の高さを推定する指標となるため、育種効率化が期待される。 キーワード 豚肉質、筋肉内脂肪含量、メタボロミクス、分子マーカー、分...
要約 野菜、花卉、果樹等の重要害虫であるナミハダニのミトコンドリア電子伝達系複合体II(SDH)阻害剤3種に対する強抵抗性は、それぞれ作用点であるSDH遺伝子上の変異を主要因とする。これらの変異は、遺伝子診断...
要約 フェロモントラップによるコクゾウムシ成虫のモニタリングは、本種の発生源および侵入源の推定に有効である。調査対象の精米工場においては、搬入前の玄米に混入した成虫が侵入源と推測され、ピークは8月~1...
人工光閉鎖型育苗と水耕栽培等によるトルコギキョウの年3作周年生産技術体系
要約 人工光閉鎖型育苗装置による大苗の計画生産と、NFT水耕栽培、病害対策、および複合環境制御システムを用いることで、1棟のハウスで年3作の栽培が可能である。ハウス3棟を用い、栽培期間を組み合わせることで...
要約 ペクチン分解物の量に着目した分光学的非破壊的指標(近赤外波長領域の960nmと810nmにおける拡散反射強度の差)は、モモの熟度指標として利用できる。 キーワード 近赤外、モモの追熟、ペクチン分解物 背景・...
マレーシア半島セランゴール沿岸における麻痺性貝毒原因プランクトンの発見
要約 麻痺性貝毒はヒトに重篤な食中毒被害をおよぼし、その予察防除は食品安全上の重要な課題である。貝を毒化させるプランクトンを調査したところ、ハイガイ養殖の中心漁場で、その原因プランクトン2種の遊泳細...
要約 圧縮空気による皮むきと太さ判別を同時に行える長ネギ調製機である。センサを用いた太さ判別機能と回転ノズルを用いた高能率な皮むき機能により、熟練者並みの調製作業を行うことができる。また、ノズル加温...
熊本県におけるELISA法を用いた麻痺性貝毒のモニタリング体制の構築
要約 熊本県におけるELISA法による麻痺性貝毒のスクリーニング(一次)検査体制を構築するために、県内9海域の二枚貝(カキ、アサリ)についてELISA法及び公定法との分析結果を比較した。その結果、ELISA法での分...
資材管理や出荷管理機能などを強化した作業計画・管理支援システム「PMS」
要約 2007年度に公表した作業計画・管理支援システム「PMS」に対して、作付計画時の必要資材量積算機能、生産資材在庫管理機能、収穫以降の生産出荷管理機能、ユーザ定義によるデータ抽出機能などを追加し、実用...
育苗時使用農薬の後作物への残留リスク評価とELISAキットの野菜への適用性
要約 水溶解度が大きく、親水性が高い等の物性を持つ育苗時使用農薬は、後作物における残留基準値が極めて低い場合に残留リスクが高い。市販のELISAキットは一部の野菜との組み合わせを除いて残留農薬の簡易分析...
背景・ねらい
有毒プランクトンの人為的拡大については船舶のバラスト水が知られている。魚病の分野などでは、水産生物を介した微生物の伝搬(水平感染)が従前より問題となっている。そこで、水産種苗や養...
背景・ねらい
本県では佐渡の寒ブリのブランド化に取り組んでいる。寒ブリは脂が乗って旨いことが経験的に知られているが、科学的根拠に基づく調査がなされたことがないことから、平成18年度に月別およ...
要約 宮城県産カキと韓国産カキの判別の指標として、脂肪酸組成が有効であることを2005年に当情報に掲載した。その後、この手法をより安定的で精度の高い判別技術として確立させるために、年齢、垂下深度、保存条...
要約 市場に流通している寒締めほうれんそうは夏どりの約9倍の糖を含んでおり、食味は「甘さ」に強い影響を受け、糖含量は多いほど「甘さ」の評価が高まる。また、最長葉とその向かいの葉の葉柄Brix値により株全...
背景・ねらい
近年、仙台湾では麻痺性貝毒原因種である有毒渦鞭毛藻Alexandrium tamarenseによる二枚貝の毒化現象が発生し、マガキ養殖を中心に被害を受けている。麻痺性貝毒による過去の出荷自主規制状況...
伊勢湾南部海域におけるディノフィシス属の消長とムラサキイガイ毒化との関係解明
背景・ねらい
三重県では下痢性貝毒による二枚貝の出荷規制事例が散発的に認められるが,原因生物とされるディノフィシス属の出現密度と貝の毒化との対応は不明瞭な事例が多い。そこで,LC/MSを活用した...
背景・ねらい
消費者の「食の安全・安心」への要求は、水産物,特に養殖魚においては,生産履歴や流通履歴に及ぶ。今回,無線ICタグを使って,水産物流通環境下での情報伝達技術の開発を行うとともに長崎県...