摘要 深層生態系では、決定的に情報の少なかったマイクロネクトンの食性、種間関係の定量化が大きく進展し、生態系の構造と動態解明がかなり明確になった。特に、生物ポンプの役割を定量化し亜寒帯全体の炭素循...
リモートセンシングによる植被動態の広域的検出・評価手法の開発
摘要 生長、H2O・CO2フラックス、土壌水分等を動的に評価できる土壌-植生-大気系伝達(SVAT)モデルを適用する際、実測データが不足しているときに可視~熱赤外領域のリモートセンシングデータで補間する可能性を検...
森林生態系における二酸化炭素フラックスの動態評価と森林群落炭素循環モデルの開発(207)
摘要 ウダイカンバ人工林の3林分についてD2Hおよび樹冠断面×樹冠長(R2L)のサイズ分布をMNY法によって解析したところ、Packing factorはD2Hでは時間とともに増加するのに対して、R2Lではほとん...
摘要 ヒノキ人工林の落葉落枝により林床に供給される炭素量の季節変動と堆積有機物の分解の季節変動を明らかにした。林床に堆積した有機物層に含まれる炭素の現存量は5.53Cton/haであった。土壌A層に...
摘要 16年生ヒノキ人工林において、地温・林床温度・気温をパラメータにして、森林-土壌生態系における空間的な二酸化炭素濃度の季節変動を推測した。いずれも温度に対してヒステレシス的循環回帰を示し、温度...
環境変化に伴う土壌-森林系の炭素循環過程の変動予測(155)
摘要 土壌中の日平均CO2ガス濃度は春から夏にかけて低濃度で上昇し、夏から冬にかけて高濃度で減少するヒステレス的な季節変動を示した。地温の上昇過程と下降過程ではともに地温に高い正の相関で一次回帰し、...
摘要 水田生態系における炭素循環を定量的に解明するために、所内の圃場に定点を設け、土壌、作物体、気体中の炭素含量を分析し、以下の結果を得た。(1)5年度の作土中に含まれる炭素量は3880■C/10a...
摘要 ヒノキのリターフォールは2月前後が最も多く、夏期は少ない季節変動を示した。葉、枝、球果と区分するとどの時期でも落葉が占める割合が高かった。この季節変動は多項式で回帰できるが、ヒノキの成長と共に...