エンドファイト窒素固定評価技術の開発と最適窒素固定条件の解明
摘要 作物体内の内生菌による窒素固定について、サツマイモ体内各部位からRNAを抽出しRT-nestedPCRにより窒素固定遺伝子(nifH)の発現を明らかにした。機能している窒素固定nifH遺伝子の類似性から菌種の推定を...
有機質資材施用下での土壌微生物の代謝作用が窒素収支に及ぼす影響の解明
摘要 有機物分解での脱窒速度が有機物分解速度の二乗に比例することを解明し、それに基づく簡易な脱窒量の予測手法を考案した。また、重窒素標識牛糞堆肥を用いたトウモロコシ栽培圃場試験より、施用量が多い区で...
有機質資材施用下での土壌微生物の代謝作用が窒素収支に及ぼす影響の解明
摘要 i)重窒素標識牛ふん堆肥2t、4t/10a施用区、化学肥料区を設けトウモロコシ、コムギを栽培すると共に、土壌培養試験を行って土壌中での堆肥の分解と窒素の無機化量を測定した。堆肥4t<堆肥2t区<化学肥料区...
有機質資材施用下での土壌微生物の代謝作用が窒素収支に及ぼす影響の解明
摘要 安定同位体13C、15Nの二重標識牛ふん堆肥を土壌に添加した培養実験により、土壌微生物バイオマス炭素の約50%、炭酸ガス発生量の70%は堆肥由来であることを明らかにした。また、堆肥添加により土壌に元々存...
有機質資材等施用下での土壌微生物の代謝作用が窒素収支に及ぼす影響の解明
摘要 i)13C及び15Nで標識した家畜ふん堆肥と土壌を混合し、炭酸ガス発生量と微生物バイオマス量の変動を調べ、堆肥の分解過程を明らかにした。ii)厚層多腐植質黒ボク土、灰色低地土、淡色黒ボク土、黄色台地土...
有機質資材等施用下での土壌微生物の代謝作用が窒素収支に及ぼす影響の解明
摘要 i)土壌に有機物を施用すると脱窒が促進されるが、その効果は有機物の種類によって異なり、水溶性有機態炭素含量が高い有機物ほど、脱窒活性が高いことを明らかにした。ii)イネ科牧草やサトウキビ等の植物体...
摘要 東北の中山間地域では有畜農業と草地の物生物多様性や草原景観の保全機能、保健保養機能、レクレーション機能等の相互関係が注目され、国土と多様な農村環境を保持する草-畜-林体系の潜在力を正当に評価す...
リーフ内の植物群落からの流出物がリーフ外の生産力に与える影響の解明(10)
摘要 サンゴ礁海域の沿岸の海草および海藻群落から流出する植物体は、周辺の沿岸・沖合域の生物生産に寄与していると考えられる。本研究では、隣接するリーフ外の生産力に及ぼす流出物の影響を解明するために、1...
炭素・窒素の安定同位体比を指標とした藻場の周辺生態系への貢献度推定法の開発(81)
摘要 五ヶ所湾におけるガラモ場の動植物相と生物群集の季節変動を坪刈り調査と潜水観察により明らかにした。49種の海藻と108種の無脊椎動物を同定した。海藻群落は夏に衰退し秋から冬以降に伸長する8種のホ...
摘要 化石燃料の消費や鉱物の採掘などの人間活動により、大量の硫黄化合物が大気中に放出されてきた。それに伴い地表に還元される硫黄化合物の量も増えてきている。人為起源の硫黄化合物が、自然生態系の硫黄循環...
摘要 18年生のヒノキ林の二酸化炭素の動態を大気、樹冠上、樹冠中、樹冠下、林床30cm、土壌表層、土壌中の7層に区分し計測した。二酸化炭素濃度の季節変化は温度をパラメータとしたとき一次回帰で近似でき...
摘要 ヒノキ人工林の落葉落枝により林床に供給される炭素量の季節変動と堆積有機物の分解の季節変動を明らかにした。林床に堆積した有機物層に含まれる炭素の現存量は5.53Cton/haであった。土壌A層に...
摘要 天然更新が難しいササ密生傾斜地において更新促進のため大型機械による掻き起こしを行い、表層土壌の容積重、孔隙量、透水性、硬度、土壌移動、土壌水分、稚樹数の変化を調査し、土砂流亡や更新稚樹の消長等...
摘要 土壌呼吸測定における新しい通気法を検討した。土壌呼吸速度への通気流量は0.5~2.0l/min.の範囲では影響が認められなかった。チャンバー面積の相違は、土壌呼吸速度に影響を及ぼすが、土壌中の...
摘要 福島県勿来広葉樹固定試験地において、ブナおよびイヌブナ高木の個葉のガス交換の日変化を測定し、光合成に関する特性の種間差を比較した。純光合成速度の日変化は、両種とも午前8~9時ごろに最大値に達し...
摘要 16年生ヒノキ人工林において、地温・林床温度・気温をパラメータにして、森林-土壌生態系における空間的な二酸化炭素濃度の季節変動を推測した。いずれも温度に対してヒステレシス的循環回帰を示し、温度...
摘要 土壌水の採取では天然林の2カ所と新植地の1カ所に土壌水採取装置を埋め込み2回採取を行った。期間中土壌の乾燥が表層から起こったため2回目では一部試料の採取が行えなかった。またこの地域の渓流水は概...
摘要 天然更新を促進するために傾斜地に大型機械を導入して、密生したササのかき起しを行った。ここでの土壌の変化と更新状態を評価した。ササ生地では7月に蒸発散量の増加のためにもっとも乾燥した。土壌物理性...
摘要 我が国の主要な造林樹種である針葉樹におけるVA菌根の共生効果を知るため、フィールドにおいてスギの根および菌根の動態調査を行い、併せてスギ、ヒノキ、ヒバに対して人為的にVA菌根菌を接種し、成長・...
急傾斜地ヒノキ林の表層土壌流亡の危険度評価手法の開発(15)
摘要 複層林とヒノキ一斉林において、人工土柱形成ピンを設置し、その露出高または埋没深を定期的に測定した結果、複層林は一斉林より地表面の安定化効果の高いことが認められた。同様に、ヒノキ一斉林と裸地で比...