摘要 陸稲とトウモロコシを一毛作した普通作耕地において、炭素の動態と収支を解析した。陸稲とトウモロコシについて光合成により固定された炭素量を比較すると、総生産および純生産として固定さた量は陸稲でそれ...
摘要 ヒノキのリターフォールは2月前後が最も多く、夏期は少ない季節変動を示した。葉、枝、球果と区分するとどの時期でも落葉が占める割合が高かった。この季節変動は多項式で回帰できるが、ヒノキの成長と共に...
環境変化に伴う土壌-森林系の炭素循環過程の変動予測(179)
摘要 樹齢15年生のヒノキ林を大気、樹冠上、樹冠中、樹冠下、林床30cm、土壌表層、土壌中の7層に区分し、CO2ガス濃度を計測した。その結果、CO2ガス濃度の垂直変化は時間をパラメータとしたときに多...
熱帯林を中心とする炭素循環,水循環の変動の評価・予測(855)
摘要 森林生態系における炭素循環を明らかにする一環としてタイにおける森林の炭素蓄積量の把握を行った。森林の蓄積量は、前年の推定値を用いた。炭素の蓄積量を得るには、材積から幹の乾重量を求め、林分におけ...
摘要 本研究では、大型草食動物(牛)を含めた草地生態系の炭素収支を定量的に測定し、それらのデータに基づき炭素循環モデルを作成する。本年度は、前年度に構築したコンパートメント・モデルに基づき、放牧草地...
農業生態系における炭素循環系の定量的解析に関する研究(146)
摘要 サツマイモ・コマツナ二毛作畑の炭素収支を1991年10月から1年間調査した結果、収支は-168gC/m2と算出され二酸化炭素のソースとして働いていると推察された。サツマイモ畑では、塊根を収穫す...
環境変化に伴う土壌-作物系における炭素循環過程の変動予測(152)
摘要 土壌呼吸速度が野外の環境条件にどのような影響を受けるかを検討するために、5月と7月に一毛作および二毛作耕地で土壌呼吸速度およびチャンバー内の地表面温度とチャンバーに通気した空気のCO2濃度の日...
摘要 水田圃場において、土壌中の炭素量、作物体の地上部および地下部の生産量、土壌呼吸、水溶性炭素の動態などを測定し、水田生態系における炭素循環量の定量的解析を行う。調査圃場の作土に含まれる炭素量は、...
摘要 茨城県恋瀬川流域の農耕地をモデル地域として、1987年7月24日のランドサットTMデータから植物の地上部炭素量を、1985年1月23日のTMデータから土壌炭素量を推定した。次に、これらを変数と...
摘要 グルコース分解実験によって,実験土壌から放出された真のCO2量と土壌呼吸の測定値から推定されたCO2量を比較することにより,3種類の土壌呼吸速度測定法(通気法,密閉法,密閉吸収法)の絶対的な評...
環境変化に伴う土壌-森林系の炭素循環過程の変動予測(185)
摘要 夏期の樹冠内の炭酸ガスは360ppm~470ppmを変動した。気温との関係では負の相関を示し、気温が上昇すると樹冠内の炭酸ガス濃度は低下した。光合成と呼吸を考えると温度の上昇により呼吸量は増加...
摘要 マダケ林とモウソウチク林で現存量や循環量に関する測定を行った。マダケ林は地上部純生産量が25t・ha-1・yr-1程度の高い生産性を示した。また、地上部現存量が従来のマダケ林における報告よりも...
熱帯林を中心とする炭素循環,水循環の変動の評価・予測(889)
摘要 熱帯林の炭素循環を予測するためには、森林における炭素蓄積量を明らかにしておく必要がある。その前段として、まず森林の現存量を把握しなければならないが、現存量はおろか蓄積量も有用性の高い資料に乏し...
摘要 8月から9月にかけた有機物分解の速度は0.719/g.monthであった。年間の落葉落枝量は調査中であるが、本年度は台風の影響を受け、現在までの調査から9月~10月までの量が最も多かった。土壌...
摘要 大気中の温暖化ガス(二酸化炭素、メタン等)は、本来、自然生態系において収支の平衡を保ってきたが、化石燃料の大量の消費、森林の伐採、農業活動等の人間活動によって、そのバランスが崩れ、増加しつつあ...
農業生態系における炭素循環系の定量的解析に関する研究(179)
摘要 農用林および耕地の炭素循環の実測を継続した。3ヶ所の農用林調査地(茨城県北浦村管理区;同放置区;草地試験場藤荷田山)において、下草刈、落ち葉掻きなどの管理作業が農用コナラ林の生育ならびに炭素収...
環境変化に伴う土壌-作物系における炭素循環過程の変動予測(188)
摘要 大麦と陸稲を二毛作した耕地(DI)と一毛作した耕地(SI)において,土壌表面から放出されるCO2量を解析した。その量はDI区で2.17kgCO2/m2/yr,SI区で1.46kgCO2/m2/...
摘要 水田圃場において、土壌中の炭素量、作物体の地上部および地下部の生産量、土壌呼吸、水溶性炭素の動態などを測定し、水田生態系における炭素循環量の定量的解析を行う。調査圃場の作土に含まれる炭素量は、...
摘要 多様な土地利用を持つモデル地域(茨城県恋瀬川流域とその周辺)を設定し,地域生態系としての炭素循環を定量的に推定する手法,および地域生態系の炭素循環機構への温暖化の影響を評価する手法を開発する目...
温暖帯森林生態系における炭素物質循環系の定量的解析に関する研究(177)
摘要 暖温帯地域に分布する落葉広葉樹林と照葉樹林の自然林を対象に炭素循環量を、昨年に引続き定量的に測定した。落葉枝の量は11・12月に集中するが、その他の月はほぼ同じ水準で推移し、年間量は3.5tC...