課題名 | d.大麦・はだか麦の需要拡大のための用途別加工適性に優れた品種の育成と有用系統の開発 |
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課題番号 | 2008010648 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,大麦・はだか麦研究チーム (独)農業・食品産業技術総合研究機構,作物研,大麦研究関東サブチーム (独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,大麦研究北陸サブチーム (独)農業・食品産業技術総合研究機構,九州研,大麦・はだか麦研究チーム |
協力分担関係 |
一関農業改良普及センター 埼玉県農林総合研究センター 茨城県農業総合センター 栃木県農業試験場 群馬県農業技術センター 株式会社はくばく 岡山大学 サッポロビール(株) 永倉精麦(株) (株)ADEKA |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2008 |
摘要 | 1)プロアントシアニジンフリー遺伝子ant28を有し極低ポリフェノールで、加熱後褐変せず色相を改良した「西海皮65号」を品種登録出願した。2)大粒で主要病害(オオムギ縞萎縮病、赤かび病、うどんこ病)に強い二条裸麦「ユメサキボシ」を品種登録出願し、農林認定を申請した。3)高搗精白度の「東北皮40、41号」、多収高品質の「北陸皮46号」、六条閉花性でant28を有する「関東皮89号」、もち性の「関東裸糯90号」、二条裸性で高β-グルカンの「関東裸91号」、多収の「四国裸117、118号」、ant28を有しもち性の「四国裸糯119号」、多収の「西海皮67号」、二条裸性の「西海裸68号」を新配付系統とした。4)北陸地域および東北地域の寒冷地における雲形病優占レースであるJ-4aおよびJ-7に対して抵抗性を有する系統として、それぞれ15系統および2系統を選定した。5)もち性品種「ダイシモチ」穀粒に含まれるアントシアニンの主成分はシアニジンマロニルグルコシドであること、および果皮に局在することを明らかにした。6)大麦種子たんぱく質HINb-2が欠失した系統は穀粒硬度が高いことを示すとともに、本欠失を判別可能なDNAマーカーを開発した。7)におい識別装置による炊飯麦臭評価法について、品種による質的差異を検出できるように改良した。8)ウサギホスホリラーゼと大腸菌組換え体由来の酵素を用いて免疫を活性化するとされている分岐α-グルカンを合成し、フィトグリコーゲン様構造物を構築した。 |
カテゴリ | 萎縮病 うどんこ病 大麦 加工適性 需要拡大 DNAマーカー 抵抗性 はだか麦 評価法 品種 |