a.トマトを中心とした高収益施設生産のための多収、低コスト及び省力化技術の開発

課題名 a.トマトを中心とした高収益施設生産のための多収、低コスト及び省力化技術の開発
課題番号 2010014850
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,野茶研,高収益施設野菜研究チーム
協力分担関係 東海大学
神奈川県農業技術センター
群馬県農業技術センター
三重県農業研究所
大阪府立大学大学院
京都大学大学院
宮城県農業・園芸総合研究所
高知県農業技術センター
千葉大学
研究期間 2006-2010
年度 2010
摘要 1)自律分散協調型環境制御システムでは、ネットワーク上の通信文を自動的に解析して、収集データのファイル化、グラフ化、データベース接続を行う機能を有した複合環境制御ソフトウェアを開発し、長期の栽培実験で運用して有効性を確認した。2)太陽エネルギーの集・蓄熱システムでは、簡易ハウスによるヒートポンプ(HP)集熱方式の性能・特性を明らかにした。冷房・暖房時のHPの運転効率をリアルタイムで測定するHP能力測定ノードを開発し、温室の閉鎖状態での冷房運転(半閉鎖管理)において動作実証を確認した。また、余剰蓄熱の有効利用のために、スタック式デシカント(乾燥剤)冷熱変換システムを開発し、動作特性を明らかにした。3)大型施設における省力的な野菜生産のためのトマト低段栽培用の自動着果・収穫システムについては、自動着果処理の現地実証試験を実施し、トマトの花弁の彩度を考慮した画像抽出プログラムを改良し、処理成功率を56%から75%へ約20%改善した。自動収穫システムでは、収容・搬送装置との連携システムを構築した。4)作物残渣処理技術については、トマトの残渣の堆肥化に伴って発生する肥料成分およびCO2について、栽培に再利用可能な物質収支を明らかにし、想定される堆肥化の利用手法を提示した。5)トマト生産における生育モデル、施設環境モデル、作業モデルのプロトタイプについては、暑熱環境の指標であるWBGTが約26℃以上で作業効率を低下させる必要があることを明らかにし、環境調節による作業効率の向上および暑熱環境下での安全作業管理のための評価基準を明らかにした。施設経営シミュレータについては、オランダおよび日本におけるトマト大型施設の労働実態に関する文献調査、および大型生産法人における労働実態調査に基づき、トマトの長期多段栽培および低段多回転栽培について、雇用労力を前提とした生産の経営コスト試算を行い、1ha規模での高収益生産モデルを提示し、農林水産省「植物工場モデルハウス型実証展示研修事業」の目標値とした。また、トマトの日本品種およびオランダ品種について、日射量および受光態勢に基づく作物の乾物生産モデルに基づいて、養分の適正な日施用量を決定するモデルおよびコントローラを開発した。
カテゴリ 肥料 簡易ハウス 環境制御 乾燥 経営管理 コスト 作業管理 シカ 省力化 データベース 低コスト トマト ヒートポンプ 評価基準 品種

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