課題名 | ウ 環境負荷低減に寄与する農業機械・装置等の開発 |
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課題番号 | 2010014964 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,基礎技術研究部 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,生産システム研究部 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,園芸工学研究部 農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,畜産工学研究部 農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,評価試験部 |
協力分担関係 |
山形県農総研セ 埼玉県農総研セ 大阪市立大学 徳島県農技セ 東京農工大 青森県産技セ 岩手県農研セ 福島県農総セ 茨城県農総セ 新潟大学 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2010 |
摘要 | 1)害虫の行動特性を利用した防除装置では、 超音波発振素子の耐久性を改善し、防除効果試験、耐久性試験を行った結果、耐久性、防除効果も実用化に向けて十分であることを確認した(23年度に市販化予定)。水稲種子の高能率消毒技術では、乾熱および高温高湿度空気を用いた2種類の種子消毒基礎試験装置を試作し、これを用いて消毒試験を行った結果、いもち病等に対して、温湯消毒と同等の防除効果が得られることが明らかとなり、実用的な種子消毒装置開発への見通しを得た。2)果樹用農薬飛散制御型防除機では、開発機の現地試験を行い、慣行散布と同等の付着性能、防除効果であり、ドリフトを大きく低減できることを明らかにした(23年度に市販化予定)。高精度高速施肥機では、GPSの速度情報と肥料の流動性を示す指標値(FR値)に基づき施肥量を制御する装置および経路誘導装置からなる制御システムを搭載し、設定施肥量が4(少量)~110(多量)kg/10aの範囲で、概ね±10%以下の誤差で施肥を行うことができるトラクター搭載式施肥機(ブロードキャスター)を開発し、実用化の見通しを得た(23年度に市販化予定)。畜産施設から発生する臭気の効率的な脱臭が可能な装置では、前処理装置と生物脱臭塔からなる装置を試作し、営農現場の堆肥化装置で乾燥空気による脱臭塔内の冷却を防止でき、アンモニア主体の臭気を脱臭槽1m3当たり3m3/min以上の処理能力で脱臭可能であることを明らかにした。トラクター、コンバイン等の作業における排出ガス評価手法については、トラクターでは、燃料消費量より油圧ポンプ等の補機類で消費するトルクを考慮し、その上でエンジン回転速度からトルクを推定する方法を採用することで、ロータリ耕うん作業時の実働負荷に対しても概ね良好にトルクの推定が出来ることを明らかにした。また、コンバインでは、収穫時のトルク、燃料消費量を異なる機械条件やほ場条件で計測し、条件が異なる場合の違いを明らかにした。 |
カテゴリ | 肥料 病害虫 いもち病 温湯消毒 害虫 環境負荷低減 乾燥 機械化 GPS 市販化 種子消毒 施肥 農薬 防除 |