生物情報に基づく帰化雑草の侵入・まん延警戒システムと長期的雑草管理法の構築

課題名 生物情報に基づく帰化雑草の侵入・まん延警戒システムと長期的雑草管理法の構築
課題番号 2011017564
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,生産体系
協力分担関係 独立行政法人農業生物資源研究所
独立行政法人農業環境技術研究所
独立行政法人国際農林水産業研究センター
東北大学・医学部
静岡大学・農学部
信州大学・農学部
京都大学・農学部
宮城県古川農業試験場
福井県農業試験場
長野県農業試験場
研究期間 2011-2015
年度 2011
摘要 雑草動態モデルの汎用化に関しては、a)「耕地雑草の個体群動態モデルプロトタイプ」を拡張し,米ムギ二毛作及び水田輪作ダイズにおいて共存する2草種の動態を同時に試算するモデルを作成した。b)不確実性を加味したモデルを広域現地調査で活用される達観調査のランク推移にも活用できる形式に改良した。 帰化雑草の侵入・まん延警戒システムに関しては、a)警戒システムのフレームを未侵入、分布拡大、まん延の3段階に分け、該当する種の優先順位を雑草リスク評価(WRA)や分布情報、被害査定により決定する仕組みとした。b)帰化アサガオ類の警戒のための集落スケールのモニタリング時期と回数については、5月中旬から6月上旬まで毎週4回行う必要があることを明らかにした。c)帰化アサガオ類のまん延防止のための圃場周辺管理技術を取りまとめ(普及成果情報)、普及組織向け技術マニュアルにして全国に配布した。d)今後問題になる警戒すべき帰化雑草シリーズのパンフレットを発刊することとし、アレチウリとマルバルコウのパンフレットを作成して中央農研ホームページで公開した。 雑草生物情報データベースに関しては、a)データベースのためのポータルサイトを作成するとともに、システム管理者用兼データ管理者用のサーバ(データベースサーバ兼用)を構築した。b)データベース全体のデータ入力・検索・出力システム検討のために、除草剤抵抗性に関連するカテゴリーについて一部を試作し部分公開した。c)新規の雑草生物情報として、カズノコグサにおけるトリフルラリン抵抗性検定情報、ノビエとヒメクグにおける除草剤抵抗性遺伝子解析情報、イヌビエとタイヌビエの変異情報、耕地雑草幼植物画像データ情報等を収集・蓄積した。 このほか、茨城県筑西地区での調査結果に基づいて、GISを用いたダイズ作での雑草危険度を予測する手順を取りまとめた。「雑草イネ総合対策チェックリスト」の活用を進めるため、普及組織向けのパンフレットを作成し、被害軽減の問い合わせがあった地域に配布して問題解決のための指導を行った。
カテゴリ 病害虫 あさがお 害虫 管理技術 くり 雑草 雑草イネ 除草剤 水田 大豆 データ管理 データベース 抵抗性 抵抗性遺伝子 抵抗性検定 二毛作 農薬 防除 モニタリング 輪作

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