課題名 | i.食品残さや農産副産物等の利用拡大と健康な家畜生産のための飼料調製、利用技術の開発 |
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課題番号 | 2006008481 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 機能性飼料研究チーム |
協力分担関係 |
茨城大学 京都府立大学 東北大学 大阪府立食とみどりの総合技術センター 神奈川県畜産技術センター 鹿児島県畜産試験場 茨城県畜産センター |
研究期間 | 新規2006-2010 |
年度 | 2006 |
摘要 | (1)食品残さの飼料化を推進するため、多様な食品残さの化学成分分析を進め、その飼料成分データベースを充実させ、配合設計を簡便に行うためのプログラムを試作した。また、α-アミラーゼ添加によりリキッド飼料の粘性低減が可能となり、乾物率の高いリキッド飼料を調製できることを示すとともに、抗菌性飼料添加物を用いない飼養条件で離乳子豚に発酵リキッド飼料を給与すると日増体量が増加することを明らかにした。(2)農産副産物である甘しょ皮を鶏に給与し免疫賦活化の指標として各種サイトカインの遺伝子発現を検討した結果、Th1系サイトカイン遺伝子の発現量は増加、Th2系サイトカイン遺伝子の発現量は低下した。その際、抗酸化の指標であるTBARS値およびSOD活性には差は見られなかった。(3)乾燥粉末納豆を産卵鶏の飼料に1~3%加えることにより、鶏卵の生産性を低下させることなく、納豆を加える量に依存して鶏卵の卵黄中のコレステロールが約20%まで低下することを明らかにした。消費者団体、マスコミ、小売業者、養鶏業者などを対象に「いばらき納豆たまご」として本成果の発表・試食会を開催した。 |
カテゴリ | 乾燥 データベース 鶏 ばら 豚 |