課題名 | b.寒冷地における未利用作物残さ等のカスケード利用技術の開発 |
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課題番号 | 2006008577 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター 寒冷地バイオマス研究チーム |
協力分担関係 |
東北大学 三和油脂株式会社 オルガノ株式会社 秋田総合食品研究所 秋田畜産試験場 宮城産業総合技術センター 古川農業試験場 青森県農林総合研究センター JA金山 山形県農業総合研究センター |
研究期間 | 新規2006-2010 |
年度 | 2006 |
摘要 | (1)擬似移動層式クロマトグラフィー試作機を用いた連続分離試験により純度95%の米糠トコトリエノールを分離・精製する技術を開発した。(2)無洗米粕を乳酸発酵の栄養源として液化・糖化するパイロットスケールのGABA生産法を開発した。(3)GABA製造残渣の飼料化に向け、牛の嗜好性、消化性、離乳子豚へのストレス軽減機能性等について明らかにした。(4)改良もみがら成型マットの苗初期生育改善効果を確認し、本田での生育・収量を慣行並みとすることができた。(5)粉砕した稲わらに生分解性樹脂と変性澱粉を配合することにより薄くて伸びのあるハンドリング性の良いシート材を作製し、紙マルチと同等の抑草効果のあることを確認したが、製造コストや設置したシートの浮きの問題があり実用化へ課題を残した。(6)米ぬかによる水田雑草防除技術に関しては効果が安定せず、埋土種子量が多い場合には技術適用が困難と推察された。(7)リグニンを選択的に分解する白色腐朽菌ウスキイロカワタケへのself-cloning型遺伝子導入系を開発した。(8)野菜の育苗へ生ゴミ嫌気発酵液を弁当肥として用いると生育促進効果があることを明らかにした。(9)なたね収量は越冬前の生育量や草丈と相関が高く、晩播は播種量・追肥を増やしても、標準(9月中旬播き)の7割以下の収量しか得られないことが明らかになった。また、山形県金山町の現地試験では、病害等により著しい低収となったので要因を解析し栽培条件の変更等を検討する。(10)立毛間播種機によるなたね・そば両方の播種作業をほぼ満足できる精度で実施可能とした。(11)なたね搾油残渣を性状の異なる各種ペレットに加工し、化成肥料と同様の散布作業が可能であることを示した。(12)油糧作物なたねの栽培による地域エネルギー自給に関する経済性や環境影響の評価を行い、地域 循環システム構築の問題点を明らかにした。 |
カテゴリ | 肥料 病害虫 育苗 加工 機能性 コスト 栽培条件 雑草 水田 そば なたね 播種 豚 防除 わた |