a.農作業の高精度化・自動化等による高度生産システムの開発及び労働の質改善のための評価指標の策定

課題名 a.農作業の高精度化・自動化等による高度生産システムの開発及び労働の質改善のための評価指標の策定
課題番号 200709556
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,高度作業システム研究チーム
農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,高度作業システム研究チーム
協力分担関係 北海道大学
東京都農林総合研究センター
茨城県つくば地域農業改良普及センター
群馬県農業技術センター
茨城県農業研究所
静岡県農試
岩手県農業改良普及センター
宮城県農業改良普及センター
千葉県農業改良普及センター
群馬県農業改良普及センター
研究期間 2006-2010
年度 2007
摘要 1)精密管理については、収量・品質のバラツキを是正するために開発した、葉色・植被率等の車載型計測システムとコンバイン搭載の収量・品質モニタリングシステムを現地ほ場で供試し、精密栽培管理データとして活用した。収穫物の均質化、ロットの大型化に資するために開発した小麦の荷受け時品質迅速計測技術は、冷却整粒装置と近赤外分析装置を組み合わせることにより、荷受け段階で水分と粗たんぱく含量を精度よく計測できた。また、環境負荷低減を図るために開発した「うね内部分施用法」について全国10道県合計16カ所で現地実証試験を行い、露地野菜作において肥料施用量が30%以上削減でき、コストや環境負荷の低減が可能となることを明らかにした。軸流ファンを軟弱野菜の上部に配置しその吸引力を利用する捕虫機により、こまつなを傷めずにコナガ、ナモグリバエ、ネギアザミウマの成虫を捕獲することができた。2)作業の自動化・無人化関連では、ロングマット苗とCANバスを利用した無人田植機の制御システムを改良し、作業速度を1.5倍に上げるとともに、より安定した作業を可能にしIFAJ(国際農業ジャーナリスト会議)日本大会での実演を成功させた。CANバスシステムを活用した無人作業コンバインの試作に着手した。傾斜地かんきつ園における収穫ハンドリングの軽労化と効率化のため果樹のバラ搬送用自動帰還モノレールを開発し、既定位置間の往復移動、排出動作など、一連の自動運転が円滑に行えることを確認した。果実が受ける外力、振動を推定するための模擬果実を試作し基本性能を確認した。3)作業労働関連では、作業負担の評価指標を構成する要因のうち、作業姿勢として施設栽培におけるきゅうりの植付け作業、管理作業(葉かき、摘花、誘引など)を取り上げ、OWAS法評価支援システムを付加した作業姿勢評価ソフトによる解析および評価を行い、指標策定のためのデータ蓄積を行った。高温環境下で快適な作業を行うため、布地にチタンをスパッタ加工した農業用「空調服」を試験販売し、用意した172着を完売した。購入者のアンケート調査では総合評価が100点満点のところ80点と概ね好評であり、20年度から市販する予定である。安全性の向上に有効な車両用セイフティモニタのデータ通信手段として、小型で比較的安価な無線通信端末ZigBeeを用い、ほ場や農道で緊急情報等の通信試験を行い、転倒状況、緊急情報、体温等のデータを安定して通信できることを確認した。小区画水田における作業について、畦畔際や枕地では、下方、後方確認を行う割合、回数が多く、作業負担が大きくなることを明らかにした。
カテゴリ 肥料 かき 加工 環境負荷低減 きゅうり 近赤外分析 傾斜地 軽労化 コスト こまつな 小麦 栽培技術 作業管理 施設栽培 水田 ねぎ ばら モニタリング その他のかんきつ

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