要約 過去の伐採によって劣化した北方天然林を再生するために、天然更新を促進する作業法として「小面積樹冠下地がき」と「人工根返し」が有効であることを実証しました。 背景・ねらい 北海道の天然林では林床の...
将来の高い二酸化炭素濃度によって、森林全体の光合成生生産量が増加する
要約 二酸化炭素濃度を2倍にしたとき、明るい場所にある葉の光合成能力は低下しました。しかし森の下層(暗い場所)まで考慮した森林全体としては、光合成生産量が増大すると予測されました。 背景・ねらい 森林は...
要約 ナラ類やサクラ類などは切り株からの萠芽の本数が多く、その能力は地際直径10~20cmで盛んで、40~50cmでほぼ失われます。一方カエデ、シデなどは萠芽本数が少なく、地際直径20~30cmで萠芽しなくなります。...
要約 放牧は、草地の枯れ草や草高を減少させ裸地を増加させることによりハウチワカエデとイタヤカエデの当年生実生数を少なくしダケカンバを多くするが、採食や踏圧によりこれらの生存率や樹高を低くすることによ...
要約 製茶機械を利用して製造したメグスリノキ葉茶は乾燥処理後、フライパン等による短時間の2次乾燥処理をすると香味が向上する。また、ゲラニインは冷水浸出より熱湯浸出の方が溶出率が高くなる。 キーワード ...
要約 多くの森林樹木には、マスティングとよばれる種子の「成り年」現象がある。温帯落葉広葉樹林での地道な長期観測結果から、マスティングには種子食者から上手く逃れたり、受粉効率を上げるなど、樹木の種子生...
背景・ねらい 北海道には20種以上もの虫媒花樹木が分布している。しかしながら、これらの樹木の資源管理を行う時に必要となる繁殖様式についての情報は少ない。虫媒花樹木の繁殖様式を理解するためには、どのよう...
背景・ねらい 植物のマンガン過剰害は、酸性土壌の害としてアルミニウム過剰害とともに広く知られている。この害は低温下で促進されるので、北方系森林においても環境の酸性化によって将来的に問題が顕在化するお...
背景・ねらい 雪は風と地形の影響を強く受けて積るのでその深さは一様とはならず、積もった雪も地形や森林の影響を受けながら移動する。積雪と森林は相互に影響しながら環境を形成しているといえる。本課題は、積...