要約 薬用作物トウキの収穫適期推定プログラムは、メッシュ農業気象データ日平均気温を使用し、下限・上限温度間の生育好適温度日数をパラメータとする根の生育計算を行い、収穫適期を推定する。本州・四国の寒冷...
要約 コムギ、オオムギは地域適応性が高いため、遺伝的多様性が高い。近年解読された麦類の参照ゲノムと豊富な遺伝資源を活用して有用な遺伝子を同定し、不良環境に適合する新しい品種を生み出すために、品種間比...
要約 「放射線照射された食品の検知法」に基づき、カニを電子スピン共鳴法(ESR)で測定すると、放射線照射されたカニでは、鉗脚(はさみ)の殻のヒドロキシアパタイトに由来する照射誘導ラジカルが観測される。ESR法...
低温処理を利用したアリウム「札幌1号」、「札幌2号」の長期連続出荷技術
要約 アリウム「札幌1号」は定植前に3か月間、「札幌2号」は2か月間球根を5℃で低温処理し、加温栽培することで2~4月に開花する。また切り下球を6~7月より低温処理することで10~1月に開花し、これらの作型の組...
要約 水生植物「ヒシ」を水分率60%に調整後、牛ふん堆肥と混合・腐熟すると、1ヶ月で良質な堆肥になる。 キーワード 水生植物、ヒシ、牛ふん堆肥、高速堆肥化 背景・ねらい 閉鎖性水域における水質浄化対策の一...
要約 大豆の生産履歴に対する消費者の情報ニーズは多様であるが、『安全・安心』に関わる「病害虫の防除方法」には、複数の消費者グループで強いニーズがある。一方、生産性や品質の向上を目的とする項目について...
要約 製茶機械を利用して製造したメグスリノキ葉茶は乾燥処理後、フライパン等による短時間の2次乾燥処理をすると香味が向上する。また、ゲラニインは冷水浸出より熱湯浸出の方が溶出率が高くなる。 キーワード ...
ヤマノイモモザイクウイルス(JYMV)によるモザイク病に強いヤマノイモの新品種「山口2号」
要約 山口県徳地町在来ヤマノイモ(イチョウイモ)から選抜した優良系統に、弱毒ウイルスを導入し、育成した生産性の高い品種である。JYMVによるモザイク病に強く、薯の肥大が優れる。薯の形状は扇型で揃いがよい...
要約 雑草であるアメリカフウロの乾燥物を土壌中に混和処理した後、太陽熱土壌消毒あるいは敷きわら被覆と併用することで青枯病を防除することができる。 キーワード アメリカフウロ、ジャガイモ、青枯病 背景・...
要約 多くの森林樹木には、マスティングとよばれる種子の「成り年」現象がある。温帯落葉広葉樹林での地道な長期観測結果から、マスティングには種子食者から上手く逃れたり、受粉効率を上げるなど、樹木の種子生...
要約 薬草センキュウの種いもに関して、着生数の少ない20~30gの中いもを利用する慣行法に加え、着生数の多い10~20gの小いもを効率的に利用しうる技術を確立した。 背景・ねらい 薬草センキュウの種いもに用いら...
要約 農産物を恒温器中で加熱し、表面色、肉色などの変化を測色値とカラー画像で解析するシステムを開発した。省電力型の恒温器、色彩色差計、ノートパソコンの組み合わせにより、一般車両を利用して試験圃場でカ...
要約 虫体が微小なため肉眼観察が困難なナシに寄生するニセナシサビダニを粘着テープを用いて捕捉し、感水紙へ押しつぶすことにより青色に変色する程度によって虫密度が簡易に調査できる。 背景・ねらい 近年、...
要約 女性・高齢者の稲作労働実態は、耕起、防除等で女性の作業従事割合が低く、年齢階層別では75歳程度まで一様に稲作に従事している。女性は水稲より、興味・楽しさが大きい野菜・花き栽培等への従事を望んでい...
要約 中国トルファン地域の夏季の高温・乾燥・強風条件下において、防風林を複数列にすることで、微気象を改良し、気候緩和する効果が加算されることを明らかにした。 背景・ねらい 乾燥地における砂漠化の進行を...
乾燥地における複数列の混交防風林帯による微気象改良と作物への効果
要約 乾燥地の裸地と農地の境界領域における複数列の混交防風林帯の効果について、減風に伴う昼・夜間の加湿・降温などの微気象改良・気象緩和面から評価するとともに、作物の生育、収量面からも評価した結果、有...