要約 水田畦畔の被覆植物として、被度安定性や抑草効果等からみて最も優れる草種がノシバ、次いでシバザクラである。両草種とも、定植後の被度拡大や生育の安定性保持のため、適宜の雑草取りを必要とする。 キー...
中多雪平坦地域におけるグラウンドカバープランツの畦畔植栽による斑点米低減技術
要約 畦畔のグラウンドカバープランツ植栽は、雑草の発生抑制効果の他、田園風景の修景効果があるが、さらに、斑点米カメムシ類の発生抑制効果もあり、同植栽圃場での斑点米混入率が低減する。中多雪平坦地域では...
要約 水田畦畔の法面管理にグランドカバープランツであるアジュガを用いる場合、遮光資材(SL-80、遮光率86%)でマルチした後に植え穴をあけて植え付けると、2年目でほぼ全面を覆い、アジュガの定着のための初...
新規造成畦畔における数種地被植物の生育特性と雑草の発生に及ぼす影響
要約 畦畔植生の省力管理のために導入する地被植物として、シバザクラ、アークトテカが地被能力が高く最も有望で、導入した地被植物の被度が高いほど雑草の発生量は少ない。 背景・ねらい 急傾斜地における基盤...
グラウンドカバープランツ・セル成型苗の植栽に適する種類と短期養成法
要約 グラウンドカバープランツのセル成型苗は、128穴セルトレイに直挿しすれば草本類で15日程度で活着し根鉢を形成する。育成したセル成型苗を50セル/㎡の密度で植栽すれば、約1か月で慣行のポット苗とほぼ同等...
要約 イワダレソウ (Lippia nodiflora) は、矮性であり、被覆進展の早さ、強健性に優れ、開花期が長い特徴を備えており、水田法面用保護植物として有望な草種である。 背景・ねらい 中山間地の水田は傾斜地に位...
要約 畦畔の景観を彩り、雑草抑制に適する地被植物はアジュガ以外では、シバザクラが適する。地表を被覆するまで定植後1年半を必要とするが、その後、雑草量を抑制するので、除草時間は大幅に削減できる。また、...
要約 グランドカバープランツによるのり面等の緑化を図るため、細断した茎葉を専用の培養土と混ぜ合わせ植え付けた。その結果、マツバギク及びメキシコマンネングサなど数種類で細断植え付けによる緑化が可能であ...
アジュガ(Ajuga reptans L.)の適正栽植密度と雑草抑制効果
要約 アジュガの最適栽植密度は、9本/平方メートルである。栽植後1年間で被覆率85%に達し、雑草量を抑制する。アジュガが地表を被覆するまで、栽植後1年間は除草を必要とするが、その後の除草時間は大幅に削...