揉捻処理は乾量基準含水率150~50%における茶葉の乾燥速度を向上する
要約 従来製茶法では乾量基準含水率100%付近で使用される揉捻処理は、他の含水率においても葉と茎の含水率を均一化する効果をもち、次の乾燥処理において乾燥速度を向上させることができる。 キーワード 製茶、揉...
国産早生樹の利用可能性を探る―樹種の特徴を知り、使い方を工夫する―
要約 木質資源への多様なニーズに対応し、林業の収益性改善につながる新たな植栽樹種として、成長のはやい早生樹が注目されています。ただし、国産早生樹についてはこれまで利用例が少なく、生産・利用の取組が手...
エリアンサス品種「JES1」から製造した草本系バイオマス燃料利用
要約 エリアンサス品種「JES1」を利用して高品質の草本系バイオマスペレット燃料を作成できる。耕作放棄地で栽培した「JES1」からバイオマス燃料を加工し、温泉給湯などのバイオマス燃料給湯ボイラーに利用するこ...
牛枝肉への3週間の乾燥熟成処理は歩留を下げるが肉質を改善する
要約 枝肉庫内で約3週間の乾燥熟成処理を行うと、脱水により枝肉重量は約1%減少し、部分肉重量は約9%減少するが、硬さの低下や旨味の増加など肉質が改善される。 キーワード 枝肉熟成、歩留、肉質、肉用牛 背景・...
難防除雑草マルバルコウ防除のための大豆品種「あきまろ」狭畦晩播栽培体系
要約 マルバルコウ多発圃場でも晩播適性大豆品種「あきまろ」の30cm狭畦の晩播栽培を行い、FOEASにより苗立ちを確保し、適期に土壌処理剤、選択性茎葉処理剤の全面散布、非選択性茎葉処理剤の畦間株間散布を実施...
日本国内には 419 種の C4 植物が分布し、そのうち 116 種は過去 25 年間に侵入・定着した
要約 国内の草本として 419 種の C4 植物が分布し、そのうち過去 25 年間に 116 種の外来種がわが国に侵入・定着していることが明らかとなりました。本研究で作成した C4 植物の一覧は、そ...
遺伝子組換え技術により蛍光タンパク質が高蓄積した「光る花」の開発
要約 蛍光タンパク質を高蓄積させた観賞性の高い「光る花」の開発に成功した世界初の例である。LED光源と励起/蛍光フィルターの組み合わせを変えることで、目的に合わせた観賞性とコントラストの調整が可能であり...
カラーピーマン・パプリカ栽培における光照射追熟技術を用いた増収栽培技術
要約 果実表面の10%以上が着色しているカラーピーマン・パプリカの未熟果を収穫し、15~20°Cの温度を保ちながら光を照射すると、4~7日で出荷可能な状態に着色する(光照射追熟)。この光照射追熟により、夏秋...
要約 乾燥または吸水後のトマト種子への重イオンビーム照射を種々の吸収線量条件で行い、変異を誘発した約11,500系統を作出し、約4,300系統のM3種子ストックが共同利用可能である。M2世代...
長期観測データが明らかにする森林の動き ~森林の構造や炭素蓄積の変化を見る~
要約 シベリアから熱帯域に至る代表的な森林において森林動態と炭素蓄積に関する長期モニタリングを進め、攪乱後の熱帯雨林の回復過程など短期間の調査ではわかり得ない変化を明らかにしました。 背景・ねらい 森...
要約 ペレット状に成型した牛鶏ふん混合堆肥のリン酸の利用率は未成型のバラ堆肥と同等以上であり、過燐酸石灰と遜色ない。 キーワード 堆肥ペレット、利用率、リン酸、牛ふん堆肥、乾燥鶏ふん 背景・ねらい 近年...
要約 直径45cmの円筒を下層土に達するまで打ち込んで測定した湛水開始60分後のインテークレートと、同測定の24時間後に測定した円筒内の作土の土壌水分張力との組み合わせを評価指標にして、転換畑の排水性を評価...
気候変化に伴う極端な降水や乾燥についての高解像度予測データセット
要約 複数の気候モデルに基づいて、極端な降水や長期の乾燥に関する将来の予測値を日本全国、高解像度で月別に整備しました。耕地からの土壌流出や農業用水管理などに対する気候変化の影響の評価やその適応策の研...
クライオプレートを用いた栄養繁殖性植物遺伝資源の超低温保存法
要約 アルミニウム製のクライオプレートを用いた超低温保存法は、茎頂をプレート上に固着して脱水処理等を行うため、作業効率の向上、茎頂の損傷の最小化や冷却・加温速度の急速化による高い再生育率を得ることが...
イネ科バイオマス資源作物における土壌からの放射性セシウムの移行
要約 放射性降下物が沈着した圃場でバイオマス資源作物を不耕起栽培し、収穫物の放射能を測定したところ、供試したイネ科6草種・17品種の植物生重当たりで算出した移行係数は、0.022~0.083である。 キーワード ...
要約 トレニアの培養植物の維持管理において、培地の糖をトレハロースにすることで、スクロースの場合の2倍以上の期間(最大2.5か月間)、植物体を健全な状態で維持できる。それにより、維持管理に掛かる時間・経費...
界面活性剤と硫酸第一鉄処理によるスギ樹皮培地栽培シクラメンの生育改善
要約 定植培地をスギ樹皮単用としたシクラメン鉢物栽培において、界面活性剤および硫酸第一鉄を培地に処理すると生育が改善される。 キーワード スギ樹皮培地、シクラメン、界面活性剤、硫酸第一鉄、生育改善 背...
要約 フェスク属とロリウム属の属間交雑植物であるフェストロリウムにおける祖先種ゲノムの構成を評価するために、ゲノミックin situハイブリダイゼーション(GISH)法、画像解析法の応用により開発した、フ...
不織布ポットの埋設によるマルチカラー根染色法の野外試験への適用
要約 不織布ポットをあらかじめ埋設して植物を生育させ、掘り上げて乾燥させることで、野外試験でも0.5気圧程度の加圧で植物根ごとに異なる着色液を注入することができる。これにより混植した植物それぞれの根系...
低温処理を利用したアリウム「札幌1号」、「札幌2号」の長期連続出荷技術
要約 アリウム「札幌1号」は定植前に3か月間、「札幌2号」は2か月間球根を5℃で低温処理し、加温栽培することで2~4月に開花する。また切り下球を6~7月より低温処理することで10~1月に開花し、これらの作型の組...