要約 黄体の血流面積(blood flow area: BFA)は黄体組織における血管の進行性ならびに退行性変化をよく反映して推移し、発情周期中ではBFAと血中黄体ホルモンとの相関は高く、黄体のBFAは黄体機能を推定する指標と...
要約 若齢のニホンジカでは、農作物への採食依存度が高いほど、体サイズが大きくなり、その結果として妊娠率が上昇する。農作物採食による早熟化は、ニホンジカ個体数の増加を促進する可能性がある。 キーワード ...
要約 マルチプレックスRT-PCR法を用いることで、ダリアに感染するトマト黄化えそウイルス(TSWV)、ダリアモザイクウイルス(DMV)およびキク矮化ウイロイド(CSVd)の罹病性検定を同時に行うことができる。 キーワード...
要約 栽培中のホオズキに感染しているウイルス種を判別し、次作ではこれに対応する単独あるいは複数のワクチンを予め接種した親株の地下茎を苗として利用する。これにより、ウイルス病の症状が抑制され、品質が向...
要約 ジャージー種雄子牛は、離乳後から3ヵ月間放牧肥育することにより、出荷時体重が約200kg、枝肉重量は約90kgになる。ロース、バラおよびモモのたんぱく質含量は約20%、脂質含量は1%以下であり、市販肉と比べ...
要約 外来遺伝子をゲノム編集の標的として利用することで、CRISPR/Cas9によるキクのゲノム編集技術が可能となる。栄養繁殖性の高次倍数性の園芸植物におい...
キクタニギクの高温開花遅延において高温感受性が高いのは暗期後半である
要約 キクは高温で開花が遅延することが問題となっている。キクタニギクにおいて高温に対する感受性が高い時間帯は暗期後半である。高温による開花遅延はフロリゲン様遺伝子の発現抑制によるものである。 キーワ...
要約 形質転換体由来の蛍光タンパク質をマーカーとして用い、キク植物体の培養葉切片の癒合と癒合部分からの植物体再分化を介して、キク周縁キメラ植物を作出できる。 キーワード 周縁キメラ、キク、組織培養、蛍...
飛翔力の強い甲虫媒のフタバガキ科樹種が健全に種子生産できる択伐基準
要約 JIRCASが開発した繁殖モデルを適用し、現地でバラウと呼ばれ低地フタバガキ林に生息する飛翔力の強い甲虫媒の有用樹について、熱帯樹木の択伐基準を考慮する際に重要な自然交配が可能になる花粉散布パターン...
要約 肉用に用いられているブタ品種の椎骨数を決めている新規遺伝子VRTNを単離した。VRTNの遺伝子診断を枝肉生産に用いることにより、肉量を増大させるだけでなく、肉質を制御することも可能と...
クライオプレートを用いた栄養繁殖性植物遺伝資源の超低温保存法
要約 アルミニウム製のクライオプレートを用いた超低温保存法は、茎頂をプレート上に固着して脱水処理等を行うため、作業効率の向上、茎頂の損傷の最小化や冷却・加温速度の急速化による高い再生育率を得ることが...
要約 トレニアの培養植物の維持管理において、培地の糖をトレハロースにすることで、スクロースの場合の2倍以上の期間(最大2.5か月間)、植物体を健全な状態で維持できる。それにより、維持管理に掛かる時間・経費...
岩手県内で広域的に発生したインパチエンスネクロティックスポットウイルス(INSV)の地域内および圃場内における個体群構造
要約 岩手県内で発生したINSV は、6 つの遺伝的グループに類別される。INSV が広域的に発生した地域では、地域内で優占する遺伝的グループが存在し、地域毎に優占するグループが異なる。同一圃場内で発生したINSV...
園芸品種と野生種の種間交雑により育成された芳香シクラメンの特徴
要約 園芸品種(Cyclamen persicum)と野生種(C. purpurascens)の種間交雑により育成された芳香シクラメンは、対照品種と比較して、香りと香気成分が異なり、花は小さく、受精後の花柄が螺旋状になる。 背景・...
要約 ルスカス種子から無菌的に取り出した胚を、ショ糖濃度3%の1/2MS基本培地に播種することで、通常の種子繁殖より効率よく発芽個体が得られる。発芽した植物から生じたシュートはNAA0.54μM添加した...
要約 種子の発芽促進のためにはジベレリン200ppm液に48時間浸漬後、播種する。また、挿し芽は、開花4~5日前の茎葉を用いて、キク用水揚げ剤に挿し穂を浸漬した後に、発根剤処理をして、最低気温を25℃としたト...
超微小茎頂分裂組織培養法によるキクウイロイドフリー株作出技術の開発
要約 葉原基を含まない茎頂分裂組織をキャベツの根端部へ置床し、培養する超微小茎頂分裂組織培養法により、ウイロイドフリー株が作出できる。作出されたウイロイドフリーの「神馬」は産地で栽培されている株に比...
カナダのナタネ輸出港周辺において遺伝子組換えナタネの分布は拡大しない
要約 日本への主なナタネ輸出港であるカナダのバンクーバーで遺伝子組換えナタネを含むセイヨウナタネの分布を調査しました。その生育場所は鉄道線路やその周辺の道路に限られており、そこからほとんど拡大してい...
要約 ダリアの茎頂培養苗は、挿し芽時の発根と初期生育に優れる。1対の展開葉を付けた穂木の 128穴セルトレイへの挿し芽により、2~3週間で定植苗が得られ、培養苗1個体から当年内に100球以上の 種球が得られ...
要約 千葉県の登録品種であるベゴニア「コーラルファンタジー」(濃桃)の葉挿し繁殖株から花色の変異個体を確認し、花色・花型の優れた新品種「クリーミーファンタジー」(淡黄)と「アプリコットファンタジー」(浅...