茶園の窒素利用効率の向上と緑茶の消費スタイルの変化による窒素環境負荷の減少
要約 日本で消費される緑茶の仮想窒素係数(VNF)は、1991年の54.5から2016年には30.8に減少した。この窒素環境負荷の減少は主に、茶園での生産時の窒素利用効率の向上と、ドリンク茶、抹茶・粉末茶の消費量の増加...
要約 アルミ蒸着フィルムで表面加工された寒冷紗によるてん茶の直がけ被覆は、樹冠面の温度上昇を抑制し、品質を向上させる。収量は同等もしくは増収する。 キーワード チャ、てん茶、アルミ蒸着フィルム、直がけ...
秋整枝位置による機械摘みてん茶の一番茶収量及び品質関連成分の品種間差異
要約 一番茶摘採後に深刈りを行う機械摘みてん茶栽培の体系では、夏整枝後に行う秋整枝位置が高いほど芽重型になり一番茶収量が多くなる。一番茶収量及び新葉の品質関連成分からみた最適な秋整枝位置は、深刈り面...
要約 粉末化された煎茶とてん茶(抹茶)は形状が類似しているが、11元素(Al、B、Ba、Cu、Fe、Li、Mg、Mn、Ni、Sr及びZn)を用いる線形判別式により両者の判別が可能である。 キーワード チャ、煎茶、てん茶(抹茶...
機械摘みにも適する良質・多収てん茶用新品種候補「53-38」
要約 手摘みだけでなく機械摘みにも適する良質・多収てん茶用新品種「53-38」を育成した。「さみどり」に比べ樹勢がやや強く株張りに優れる。製茶品質は「さみどり」、「あさひ」と同様に良質で、特にてん茶とし...
要約 はさみ摘みてん茶としての収量性は、「やぶきた」が最も優れ、「さみどり」は摘採面当たりの収量が多い。てん茶品質は「さみどり」が最も優れ、葉厚の薄い「おくみどり」、「あさひ」も優れる。総合すると「...
要約 てん茶においては原葉の葉厚が200μm以下で、「さえ」のある品質の良い荒茶ができる。走査型電子顕微鏡で荒茶断面を見ると「さえ」のあるものは葉厚が薄く、ほとんど細胞間隙が見られない。 背景・ねらい 抹...