有機栽培転換期と慣行の土壌及び堆肥施用の有無の土壌酵素活性による判別
要約 レタス・ニンジンの有機栽培開始3年目に、6種類の土壌酵素活性を変数に有機/慣行と堆肥/無堆肥の判別関数を求め、同一圃場の異なる転換後年次に適用すると、1年目では、有機と慣行、堆肥と無堆肥を判別でき...
要約 窒素の無機化が速やかな市販有機質肥料を用いた有機栽培では、転換初期でも窒素不足による作物収量の低下がみられない。これにより栽培した転換期のニンジン収量は、主に虫害等で低下し、レタス収量はリン酸...
要約 窒素付加堆肥の窒素肥効率は0.7で土壌中での窒素の溶出はナタネ油粕よりも速い。本堆肥を全面全層施用した野菜栽培では化学肥料主体の慣行施肥と同等の収量、品質が得られ、跡地土壌の交換性カリウム含量も...
要約 にんじん、だいこんでは施肥窒素の100%が、キャベツ、はくさい、ブロッコリーでは50%が、化学肥料に対し魚かす等無機化の速い有機質肥料で代替できる。また、キャベツ、はくさいでもマルチを利用すること...
露地野菜作の無機態窒素収支を用いる土壌溶液中硝酸態窒素濃度の推定
要約 レタス-ニンジン作付畑における深さ60cmまでの土壌及び有機質資材からの無機態窒素放出量を考慮した収支と深さ60cmの土壌溶液中硝酸態窒素濃度の実測値との間には密接な関係があり、この収支から年間平均土...
要約 標高750mの高冷地では、ホウレンソウをはじめとする8品目が有機栽培可能で、有機質肥料を施用し適期に作付けすれば、害虫等の防除を行わなくても化学肥料や農薬を用いた慣行栽培の80%以上の可販収量を得...
要約 トンネルニンジンの窒素施肥量を10a当たり16kgに減肥しても農家慣行施肥量(30kg)や県施肥基準量(20kg)を施用した場合と同程度の収量,品質が得られる。さらに未利用窒素量も大幅に低下する。 背景・ねらい <...
トンネルニンジン収穫直後のソルガム栽培による残存窒素溶脱低減技術
要約 トンネルニンジン収穫跡地では作土表層に硝酸態窒素が集積するが,ビニールトンネル撤去直後にソルガムを無施肥栽培すると,残存窒素が効率良く吸収され,降雨による溶脱を軽減できる。 背景・ねらい
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重粘土畑基盤整備地域での春バレイショを中心とした省機械化体系営農モデル力
要約 重粘土基盤整備地域の春バレイショ、冬ニンジン、秋冬ダイコンを組み合わせた輪作体系に、異なる2つの省力機械化体系を導入した営農モデルを策定した。経営規模5haで高性能機械化体系を導入する大規模経営モ...
トンネルニンジン栽培圃場における下層への硝酸態窒素の集積実態 徳島農試
要約 野菜-ニンジン体系では夏作の野菜に窒素を連年多施用するので下層への硝酸態窒素の集積が著しいが,水稲-ニンジン体系では集積はみられない。また,夏作に野菜を1作栽培するだけでも下層土の硝酸態窒素が...