要約 うね間施肥(慣行施肥)の方法に比べ、樹冠下施肥は、作業姿勢および心拍数で推定した仕事率からみて作業者への負担が大きい。自然流下式の背負い式施肥機を利用すれば、ノズルの先端からの樹冠下施肥が容易...
ウメ園から生ずるせん定枝チップおよびチップ堆肥の表面散布条件下での分解
要約 ウメ、サンゴジュのせん定枝チップおよびウメチップ堆肥を表面散布すると、7か月後の乾物残存率は60%、57%および90%となる。ウメおよびサンゴジュチップでは約40%が分解され、ウメチップ堆肥では10%が...
要約 かまいり製玉緑茶の炒り葉工程に放射温度計と温度指示調整器を設置し、加圧型重油バーナーの燃焼を自動制御することで、第1円筒部の温度を設定温度から設定温度の摂氏-10度までの範囲内で安定的に自動制御す...
要約 年間窒素施肥量30kg/10aの減肥茶園における全量点滴施肥は、緩効性肥料入り有機配合肥料の施用に比べ一、二番茶の生葉収量、一番茶荒茶中の全窒素含量が増加する。 キーワード チャ、全量点滴施肥、生葉収量...
要約 秋肥の全量を牛ふんペレット堆肥で施用し、年間窒素投入量50kg/10aで栽培すると、慣行施肥と同等の生葉収量及び荒茶品質が得られ、処理開始後3年目には、窒素溶脱が低減される。 キーワード チャ、牛ふん、...
要約 茶葉抽出滓類はいずれも硝酸態窒素を取り込み、その量は炭素1g当たり10~12mgとほぼ一定である。窒素含量が多くC/N比が低い煎茶滓等は、ウーロン茶滓に比べて茶滓由来の窒素無機化量が多いため土壌中無機態...
要約 茶園でよく用いられる有機質肥料(菜種油粕、大豆粕、肉骨粉、魚粉)の黒ボク土茶園における可分解性窒素量は全窒素含量の59~89%で、地温摂氏25度では可分解性窒素量の90%が8~12日で無機化する。無機化速...
要約 尿素肥料を液肥に用いた茶園での樹冠下点滴施肥は、土壌への無機態窒素の蓄積を生じさせず、亜酸化窒素の大気への放出量を低減できる。 キーワード 茶、樹冠下点滴施肥、亜酸化窒素、無機態窒素
背景・...
要約 施肥機は、ロータリフィーダ方式の繰り出し機構で車速と連動し、ブロアの送風によりうね間および樹冠下にも施肥できる。さらに、樹冠下土壌と混和するための混和機を使用することで肥効の安定が期待できる。...
要約 非黒ボク土の連用畑圃場での土壌炭素含有率の増減は、土壌群に関わらず、連用当初の土壌炭素含有率の値と有機質資材投入量に大きく左右される。さらに、投入量3t/年以上の場合には副資材の種類に影響される...
黒ボク土茶園のうね間部表層土壌における土壌窒素無機化量の迅速な評価法
要約 黒ボク土のかぶせ茶園において一年間に無機化する土壌窒素量のうち、23~63%がうね間部分に由来する。うね間部表層土壌における土壌窒素無機化量は熱水抽出窒素量によって評価することができる。 キーワー...
要約 ジシアンジアミド入り被覆尿素を茶園に施用すると、通常の被覆尿素に比べ、窒素溶脱が低減される。 キーワード チャ、硝化抑制、ジシアンジアミド、被覆尿素、窒素溶脱、環境保全 背景・ねらい 茶園において...
要約 土壌中の硝酸態窒素は、ウーロン茶抽出滓を添加すると土壌水分が最大容水量の60%では有機化、最大容水量では有機化及び脱窒により減少する。硝酸態窒素5mgを低減する茶滓量は、最大容水量の60%では乾物1g、...
茶園における被覆尿素肥料を利用した減肥と多雨期のうね間マルチ敷設による窒素溶脱量低減効果
要約 被覆尿素肥料を利用して年間窒素施肥量を削減し、多雨期はうね間にマルチ敷設することで、生葉収量及び製茶品質を維持しながら窒素溶脱量を大幅に低減できる。 キーワード チャ、減肥、被覆尿素、マルチ、窒...
三番茶不摘採を前提とした窒素低投入茶園における二番茶摘採後の整せん枝法
要約 被覆尿素肥料を用いて年間窒素施肥量を60kgN/10aから45kgN/10aに減肥した場合は、二番茶摘採後に浅刈り処理あるいは三番茶摘採位置での整枝を、さらに30kgN/10aまで減肥した場合は二番茶摘採後に浅刈り処理...
要約 乗用型深層施肥機により、夏、秋肥に有機入り液状複合肥料をうね間の深さ15cmの位置に深層施肥することで、年間50kg施用でも約80kg/10a施用の多肥茶園とほぼ同等の収量、品質が得られる。 キーワード チャ、...
要約 玉露園において、樹冠下に点滴施肥すると窒素施用量を53kg/10aに低減しても、慣行肥料で73kg/10a施用した場合より増収し、収量性が同レベルであれば品質は維持される。 キーワード チャ、玉露園、点滴施肥、...
要約 赤黄色茶園土壌への硝酸イオンの吸着は、pHが低いほど、また、硝酸イオンの濃度が高いほど増加するが、その量は極めて少ない。茶園土壌において、通常、陰イオンの保持能が硝酸性窒素の移動に影響を及ぼすこ...
要約 3年間有効であるとされる超緩効性肥料は茶園土壌を用いた室内試験では約2年間の無機化期間を有する。本肥料を樹冠下施用すると、45kgN/10a・一回の施用量で慣行施肥区の速効性肥料60kgN/10a・年と同等の肥...
要約 茶園において窒素施用量を増加させても茶樹の窒素吸収はあまり増加しない。統計資料とアンケート結果をもとに概算した県別の窒素収支から、平成14年度現在、単位面積(10a)当たりの窒素の投入量と搬出量の差...