要約 鶏ふんに含まれる肥料成分の濃度は炭化時の温度により濃度変化を示し、特に植物へ供給可能な形態は成分によって異なる特徴を有している。目的成分によって炭化温度を設定することで炭化物内の肥料成分の濃度...
食品と化学工業のつながりもみえる窒素フットプリント評価法、栄養塩拡張産業連関法
要約 農業を含む全産業の窒素利用と産業間の金銭取引を関連づけることにより、各産業の生産・消費により潜在的に環境排出される窒素化合物の総量を評価する手法である。産業部門をまたがる窒素フローを網羅的に可...
エリアンサス品種「JES1」から製造した草本系バイオマス燃料利用
要約 エリアンサス品種「JES1」を利用して高品質の草本系バイオマスペレット燃料を作成できる。耕作放棄地で栽培した「JES1」からバイオマス燃料を加工し、温泉給湯などのバイオマス燃料給湯ボイラーに利用するこ...
ロータリーキルン式バーナーによる肉牛ふん堆肥の燃焼技術マニュアル
要約 肉牛ふん堆肥の熱エネルギー化において、肉牛ふん堆肥、オガクズ、炭酸カルシウムを乾物重量比5:5:1の割合で固形燃料化し、ロータリーキルン式バーナーの1次空気:2次空気の通気配分2.9:1で燃焼することで、C...
要約 みつ入りリンゴの香気成分中のエチルエステル類の組成をもとに調合したフレーバーを添加すると、リンゴ加工品のみつ風味と嗜好性が高まる。 キーワード リンゴ、みつ風味、嗜好性、エチルエステル類、フレー...
タマネギ直播栽培における直下施肥を用いたリン酸肥料の減肥技術
要約 黒ボク土ほ場でのタマネギ直播では、過リン酸石灰の播種条下(2~4cm)局所施肥(以下、直下施肥)によって生育が促進される。また、施用リン酸の成分量で10kg/10aを直下施肥することで減収することなく基肥リン...
ダイコン‐サツマイモ畦連続使用有機栽培体系の収益性及び環境負荷の評価
要約 南九州畑作経営において収益性と環境負荷を評価できる営農計画モデルを構築し、ダイコン‐サツマイモ畦連続使用有機栽培体系の導入効果を評価すると、農業所得は向上し、経営レベルでの農薬使用量、エネルギ...
超高濃度有機性排水を浄化できるハイブリッド伏流式人工湿地ろ過システム
要約 有機物濃度が極めて高いバレイショデンプン工場廃液や養豚尿液を浄化するハイブリッド伏流式人工湿地ろ過システムを開発し、性能評価を行った。既存システムより省スペースで低コストな人工湿地システムを、...
有機栽培されたチャ生葉の窒素安定同位体比(δ15N値)の年次変動
要約 有機栽培と慣行栽培との間で、チャ生葉のδ15N値に有意な差が認められるのは、有機栽培開始3年後である。δ15N値は有機栽培茶判別標識の一つとして利用できるが、その値の...
サブサハラアフリカの水田土壌肥沃度向上に資する在来有機物資源
要約 サブサハラアフリカの稲作において、在来有機物資源を活用した土壌肥沃度改良技術を提案するため、ガーナ国を対象としてまずこれらの賦存量を明らかにする。ガーナにおける農業活動由来の在来有機資源の賦存...
外観形質が良好で収量性の高いヤーコンの新品種候補系統「アンデスの乙女(旧系統名 SY237)」
要約 ヤーコン「アンデスの乙女」は株当たりの塊根数が多く、単根重も大きいため、収量性が極めて高い。また、従来品種と比べて裂根が生じにくい。塊根の皮色は従来品種にない濃い赤紫色で、表面は非常に滑らかで...
要約 土壌中カドミウム濃度の低減、および生産段階における土壌中カドミウムの可食部への蓄積を抑制する技術に関する研究成果をとりまとめて提供します。 背景・ねらい 農作物中のカドミウム低減対策技術として、...
ホタテガイ加工残さを原料とする速効性有機液肥・培土の製造法および使用法
要約 微生物複合発酵により、ホタテガイ加工残さから速効性有機液肥および育苗用培土を製造できる。有機液肥は、低分子のペプチドを含有し、速やかな肥効を示す。液肥は、水稲育苗やトマト本圃用追肥として、培土...
前作にクロタラリア類を栽培すると東南アジアのトウガラシのネコブセンチュウ被害は大きく軽減できる
要約 タイなどの熱帯地域において香辛料の原料として重要なトウガラシ(英名chili)で広がっているサツマイモネコブセンチュウの被害は、クロタラリアとの輪作により軽減できる。 背景・ねらい
タイなどの...
要約 無培地循環栽培システムでは、遮根シートで隔離したトマトの根域にカルシウム、マグネシウム等の塩ストレス培養液を吸水シートで、その他の成分を含む基本培養液は点滴で給液することにより、培養液を再利用...
カラム装置を活用した有機質資材からの肥料成分の短期溶出特性の測定法
要約 カラム実験装置を活用した測定法により、各種の有機質資材からの肥料成分の短期の溶出特性について、資材間の違いやペレット化による溶出の遅延などを精度良く測定できる。 背景・ねらい 近年、家畜ふんを原...
要約 インドネシア最大のキャッサバ生産地であるランプン州では少数の加工業者が市場を寡占していたが、近年のバイオ燃料ブームによってキャッサバの用途が拡大し、加工業への新規参入が進んでいる。新規参入企業...
有機質資材の層状施用とプール育苗の組合せによる有機水稲育苗技術
要約 水稲有機栽培における育苗では、pHの高い有機質資材は育苗箱の底面に層状に施用することにより床土のpHが上昇せず、プール育苗で管理することにより生育ムラの少ない苗が生産できる。 キーワード 水稲、有機...
豚ふんの吸引通気式堆肥化処理および簡易スクラバと剪定枝脱臭槽の組み合わせによる脱臭技術
要約 豚ふん堆肥化処理の発酵排気を底部から吸引し、簡易スクラバと剪定枝を充填した簡易脱臭槽を通過させることで低コストに脱臭できる。使用後の薬液は液肥として、剪定枝は堆肥化副資材として活用することがで...
要約 在来「毛馬」キュウリの果実の苦み発現は、果梗部に近い果実上部が中部、下部に比べ強く、果皮や肉部に発現する場合がある。苦みには系統間差があり、「新土佐」への接ぎ木で軽減されるが、化成肥料と 有機...