要約 「かごしま早生」において、透湿性シートマルチ設置下の土壌水分を5~6月がpF2.5、7月がpF2.7、8月~収穫期がpF2.7~2.9の乾燥状態で管理することにより、9月中~下旬には糖度10度以上、クエン酸1%以下とな...
ナシ白紋羽病発病樹に対するフルアジナムフロアブル灌注処理の有効性と根接ぎの併用による樹勢回復効果
要約 ナシ白紋羽病発病樹に対してフルアジナムフロアブル500倍液を用いると、灌注処理のみで病患部除去を併用する場合と同等の防除効果が得られ、労力軽減を図ることができる。また、中~重症樹に対しては根接ぎ...
極早生温州の透湿性シートマルチとかん水による高品質果実の早期収穫法
要約 極早生温州に透湿性シートを7月上旬から収穫期まで土壌全面被覆し、8月上旬以降にかん水を行うことで、果実のクエン酸を適度に減少させ糖度を高め、しかも着色も早めることが可能で、高品質果実が早期収穫で...
潮風害を受けたウンシュウミカンの光合成産物の分配特性に基づく樹勢回復法
要約 潮風害を受けたウンシュウミカンの果実を残した場合、光合成産物は果実に多く蓄積され、他の器官への分配が低下する。また細根の呼吸活性及び量とも低下する。したがって、被害後直ちに摘果するほうが樹勢の...
要約 潮風害による落葉被害は、3年後にほぼ回復した。根の半分程度の断根樹は回復に3年を要した。断根率が高い樹の回復には樹体管理と土壌管理が有効である。わい化栽培に用いる木製支柱の耐用年数は10年程度と考...