わい化栽培リンゴ「ふじ」での着色向上のための窒素施肥基準の策定
要約 わい化栽培「ふじ」における着色を考慮した窒素施肥基準を策定した。これまでの慣行窒素施肥量から、栽培地域の年平均気温により区分した必要施肥量に削減することで、収量や果実品質を低下させることなく、...
リンゴ産地におけるリース事業を用いた農協主体による樹園地流動化方策の仕組みと効果
要約 りんご産地の農協が地権者から樹園地を借り受け中間保有するとともに、生産力の高い栽培方式を可能とする樹形へ改植し成木までの樹体管理を行った上で、樹園地を借受者に貸し付ける流動化方策により、担い手...
要約 リンゴ作経営において、摘花剤、無袋栽培、葉とらず栽培、収穫袋など省力技術体系を導入することによって、労働生産性、収益性を低下させずに規模拡大が図れ、他産業並の労働報酬を獲得することが可能である...
要約 リンゴ台木「JM7」とリンゴ属野生種のミツバカイドウ「サナシ63」の連鎖地図はほぼ全ゲノムをカバーし、多数のSSRマーカーを含む。このためリンゴ台木重要形質解析の基盤として用いることができる。 キーワ...
ipt遺伝子導入キウイフルーツでは過剰なサイトカイニンにより形態が小型化する
要約 アグロバクテリウム由来のipt遺伝子を形質転換により導入したキウイフルーツでは、内生サイトカイニン(特にトランスゼアチン)の蓄積量が増大し、葉の大きさが小さくなる、節間が詰まる等の形態変化...
要約 リンゴわい性台木の樹皮の凍結処理において、台木部の細胞障害率には品種間差異がみられる。細胞障害率は高い方からM.9、JM7、M.26となり、JM7の耐凍性はM.9台木より高く、M.26台木より低い。 キーワード リ...
リンゴの根頭がんしゅ病抵抗性遺伝子に強く連鎖するDNAマーカー
要約 ミツバカイドウ「サナシ63」の第2連鎖群に位置する根頭がんしゅ病抵抗性遺伝子に強く連鎖するDNAマーカーを用いることで、リンゴ台木育種において根頭がんしゅ病抵抗性のマーカー選抜が可能である。 キーワ...
リンゴのわい性台木は根の師部が厚く、蒸散流量が抑制されている
要約 リンゴのわい性台木では、蒸散に伴う根からの水の吸収および幹内の水の流れ(蒸散流量、Sap flow)がわい化させる能力に応じて抑制されており、その蒸散流量の抑制は、根の師部の厚さと相関がある。 キーワー...
ベンジルアデニンの複数回散布によるリンゴ2年生わい性台木苗木の育成技術
要約 わい性台木を用いたリンゴ2年生苗木を育成する際、1年生苗木に切り戻し、芽かき処理を行った後、1本に整理した新梢の先端部にベンジルアデニンを繰り返して散布する。苗木の主幹上にフェザー(羽毛状枝)が...
要約 「ふじ」および「つがる」の単植園で結実を確保するためには、「ドルゴ」、「メイポール」、「スノードリフト」等の中から開花期の異なる2品種を選択し、ポット大苗等の苗木移植や樹冠頂部への高接ぎによ...
カキ系統「No.3」および「S22」を台木にすると「富有」がわい化する
要約 わい性台木候補である「No.3」および「S22」を台木にした「富有」の樹高は低くなり、樹冠容積および樹冠占有面積も小さくなる。穂木の主幹断面積は、総新梢長および樹冠容積と高い正の相関関係を示し、わ...
リンゴ台木における根頭がんしゅ病の抵抗性検定法確立と育種素材評価
要約 根頭がんしゅ病菌液を付傷接種し、がんしゅ形成率を評価することで根頭がんしゅ病の抵抗性検定ができる。リンゴ台木の抵抗性を評価したところ、ミツバカイドウには抵抗性もしくは中位抵抗性を示す系統があ...
要約 カキ「富有」の中間台木として「Ac-1」および「Y」を用いると、果実収量や果実品質に影響することなく樹高または総新梢長が減少し、わい化効果が認められる。 キーワード カキ、わい化栽培、中間台木、果...
要約 リンゴ作規模1ha以上層では、マルバ普通栽培体系のもとで労働集約的な管理を実現している。1ha未満層では、基本技術の手抜き化がみられるが、有袋栽培を維持していることから、4月以降の貯蔵リンゴ生産の担...
秋ギク「雪姫」、「秋華」の苗低温処理・再電照の方法および適日長
要約 年末出し栽培において、「雪姫」は、挿し穂または苗の低温処理により、切り花長が長くなり品質が向上する。また、「雪姫」では、消灯後12日目より3日間、「秋華」は5日間の再電照で切り花品質を改善できる。6月...
要約 産業用無人ヘリコプター(以下無人ヘリ)を利用し、粒径1~2mmの乾燥した粉炭を散布することにより消雪が5日~10日早まる。10a当たりの散布時間は約4分で、資材の使用量は手散布の約25%と大幅に削減でき...
要約 だいず「中育52号」は、百粒重が60g以上と「ユウヅル」よりかなり重く、裂皮の少ない晩生の白目極大粒系統である。加工適性は、納豆に好適で、煮豆等に適する。 キーワード ダイズ、極大粒、煮豆、納豆、煎...
要約 ACLSV普通系を保毒した穂木を接ぎ木して作製したJM1台苗木は、マルバカイドウ台に比べて明瞭な高接病の病徴を示す。本病を簡便に診断するには、生育2年目までの新梢の伸びと台木木部の病徴を指標とする。 キ...
非有機リン系アブラムシ防除用殺虫剤の利用による茎葉処理除草剤ベンタゾン薬害の軽減
要約 播種時に施用するアブラムシ殺虫剤をエチルチオメトン剤からチアメトキサム剤に替えると、北海道の主要ダイズ品種でもベンタゾン散布による薬害は低下し、かつ高温・強日射等の薬害発生を助長する条件下にお...
要約 本道のりんご主要品種に対する「JM台木」等の品種特性を調査した。「ハックナイン」には「JM1」「JM5」「JM7」「JM8」「ランセップ」「M.9」が、「つがる」には「JM7」「JM8」が、「さんさ」には「JM2」「JM...