FOEAS導入圃場で不耕起播種機を用いた低コストな水稲・小麦・大豆輪作体系
要約 FOEASを導入した大規模営農において、高能率な大型不耕起播種機の使用、事前の耕起・整地による水稲乾田直播、小麦の追肥重点施肥、大豆の不耕起播種等を用いた技術体系により、全算入生産費を慣行対比で稲...
多雪重粘土地域の地下水位制御システムにおける新技術導入効果の実証
要約 地下水位制御システムは、日本海側の多雪重粘土地域における水稲乾田直播や2年3作体系の導入を容易にし、単収が高く、作業競合の軽減と耕地利用率2割向上が図られる。費用合計は水稲で約3割、大麦で約2割、...
水利システム・人工衛星データによる代かき時の水利用実態調査手法とその適用
要約 水利システムの水田区画等のGISデータ、取水量データ、人工衛星データを組み合わせて利用することで、水利用実態を推察することができる。筑後川およびその関連流域では、一週間程度、下流域が先行して代か...
要約 地下水位制御システムを導入した一筆水田の水稲栽培時用水量は100~400mm程度の節水となり、水田群の用水量も同様の傾向になる。また、大豆栽培時は118~222mmの地下灌漑用水量が新たに発生するが、同一地区...
要約 高機能型農地整備技術の一つであるFOEASの導入地区では、地下水位制御機能が高く評価され、水田の汎用化が進んでいる。今後、FOEASが有効に活用されるためには、農業水利施設の維持管理など、ソフト面の課題...
地下水位制御システムFOEASによる転作大豆の地下かんがい用水量
要約 鹿児島県内のFOEASを導入した灰色台地土の水田で転作大豆栽培を行う場合、地下かんがい実施日における用水量は、気象条件に対応して1~14mm/dayであり、無かんがいの対照ほ場に比べ、かんがいと排水の効果に...
地下水位制御システム(FOEAS)を利用した大豆の梅雨明け後播種栽培
要約 FOEASによる土壌水分制御は大豆の梅雨期と梅雨明け後播種の両方で出芽率を向上させる。梅雨明け後播種では、播種数日前に水位を一時的に高めると69~87%の出芽率が期待でき、7月下旬播種した場合では300g/㎡...
地下水位調節システムFOEASによる一筆水田の水稲栽培時の節水効果
要約 FOEASは水位管理器による自動取水および水位制御器による無効放流の防止により、水稲栽培時の節水効果を有する。鹿児島県の灰色台地土地区における一筆水田の用・排水量は、対照圃場と比べて用水量で約40...