タイトル | 製パン適性をもつ温暖地向け硬質小麦新品種「ユメシホウ」 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所 |
研究期間 | 1997~2007 |
研究担当者 |
乙部千雅子 関昌子 松中仁 藤田雅也 吉岡藤治 柳沢貴司 吉田久 田引正 谷尾昌彦 伊藤美環子 西尾善太 |
発行年度 | 2007 |
要約 | 小麦「ユメシホウ」は温暖地の平坦地に適したパン用硬質小麦品種である。高分子量グルテニンサブユニット5+10をもち、製パン適性がある。 |
キーワード | コムギ、硬質、パン用 |
背景・ねらい | 関東地域で生産される小麦のほとんどは軟質のめん用であり、パン用には不向きである。しかしながら地元産小麦を使ったパンに対する消費者の要望は多い。特に茨城県つくば市は「パンの街つくば」プロジェクトにおいて、「地産地消のおいしいパン作り」の活動を産学官連携で進めており、地元に適したパン用小麦品種を強く求めている。そこで製パン適性をもち温暖地に適した硬質小麦品種を育成する。 |
成果の内容・特徴 | 小麦「ユメシホウ」は1997年度に、温暖地向けパン用品種を育種目標として、白粒で硬質の「関系W421」(後のタマイズミ)を母、赤粒で硬質且つ高分子量グルテニンサブユニット5+10をもつ「谷系RA4965」を父として人工交配を行い、以後、半数体育種法により選抜・固定を図ってきたものである。2006年度における世代は倍加半数体世代第8代(DH8)である。 「農林61号」と比較して次のような特徴がある。(表1)
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
カテゴリ | 病害虫 育種 萎縮病 うどんこ病 硬質小麦品種 小麦 新品種 抵抗性 肥培管理 品種 防除 |