摘要 目的: 害虫の視覚や嗅覚が関与する寄主選択機構をかく乱または阻害することにより害虫の寄生を抑制できる可能性が強く示唆されていることから,この昆虫の寄主選択機構に着目し,新たな害虫抑制技術の開...
土壌病虫害診断と耕種的防除技術開発による野菜の環境保全型生産システムの構築
摘要 土壌微生物・病害虫診断技術の開発に関しては、a)ホウレンソウ萎凋病菌Fusarium oxysporum f. sp. spinaciaeの5領域の塩基配列を解析した結果、他の分化型13種の塩基配列情報と比較して特異的な配列を確認し...
摘要 農業に有用な生物多様性指標の評価に基づいた環境保全型農業の評価・管理技術の開発に関しては、a)天敵類の活動を強化する下草管理を行ったナシ園において、9月以降にハダニ類が発生し、それに伴う天敵カブ...
摘要 環境保全型農業の評価・管理技術開発のための指標候補種の生活史や餌メニュー解明に関しては、a)ハダニ類の有力土着天敵であるキアシクロヒメテントウの腸内容物からその食性を調べたところ、ハダニ類に加え...
摘要 1)ハダニに対する土着天敵カブリダニ類の密度抑制効果は、ハダニが防衛のため糸を吐いて造る立体網に対抗できる糸切断能力に依存することを解明し、カブリダニ類の評価法開発を可能とした。2)土着の寄生...
生物的防除資材として有望な土着天敵オオメカメムシの餌探索・捕食能力評価
摘要 i)天敵の実験でモデル害虫としてよく用いられるスジコナマダラメイガ卵を餌とし、4種作物(イチゴ、トマト、ピーマン、インゲン)上でオオメカメムシの捕食量を調査した結果、イチゴとピーマン上では捕食...
摘要 虫害研究室では卵寄生蜂を利用した野菜の重要害虫コナガの生物的防除法の開発を進めている。しかし、農業生態系を考慮すれば特定の防除手段にたよるのではなく、害虫個体群-作物個体群を中心として複雑な生...