摘要 気候変動に対応した今後の防除対策に役立てるため、暖冬化による分布拡大が予想されるハイマダラメイガの発生実態を明らかにする。本年度は千葉市と館山市の発生消長を明らかにしたが、館山市では不十分な...
病害虫防除費 ①病害虫発生予察、新病害虫発生警戒 ②病害虫防除薬剤農薬境リスク低減技術確立 ③総合的病害虫管理(IPM)推進
摘要 埼玉県では、EUで人気の高いイブキ盆栽が多く生産されている。EUへの輸出では、植物検疫で線虫が検出されると輸出が不可能となる。このため、現在では盆栽の鉢土を洗い流し、薬剤処理することによって線...
ネギネクロバネキノコバエ、黒腐菌核病を対象としたネギの防除体系の実証
摘要 埼玉県北部のネギ産地で問題となっている新害虫「ネギネクロバネキノコバエ(以下ネギネ)」と「黒腐菌核病」について、個別の防除体系を確立したが、より省力的・安定的な防除体系の確立を行う必要がある。...
Ⅰ-3 状況変化に対応し、生産力を支える研究の推進 [11] 高品質安定生産をめざした病害虫・雑草管理技術の確立 3 雑草防除技術の確立 (1)水稲栽培における新規開発除草剤の特性解明と利用技術の確立
摘要 本年度は水稲温暖化対策研究室で2剤、水田利用研究室で3剤の計5剤について新規開発除草剤の試験を受託し、千葉県の温暖地早期栽培における各薬剤の除草効果及び水稲に対する薬害等について総合的に評価...
摘要 サトイモの植付け前散布の雑草茎葉処理剤の実用性試験を実施した結果、十分な除草効果があり、薬害も認められなかったことから、実用可能と判定した。
摘要 農研機構によるナガエツルノゲイトウに有効な本田用薬剤の選定試験から有望な薬剤処理体系の現地実証を八千代市米本地区で実施した。供試した2体系の薬剤はいずれも稲収穫作業に支障のない程度に本種を抑...
摘要 アブラナ科根こぶ病の防除に資するため、HeSoDiMの検証及び改良を行い、本県に適合したヘソディムマニュアルの作成及びAIアプリの開発を行った。最終的に現地圃場データによる検証の結果、完成したマニュ...
摘要 ビワを加害する果樹カメムシ類について、暖冬や夏期の高温等の気象変動による発生の変化に対応した防除対策の確立を目指す。本年度は4~7月の発生が極めて少なかったが、果実への早期加害は4月下旬から...
Ⅰ-3 状況変化に対応し、生産力を支える研究の推進 [11] 高品質安定生産をめざした病害虫・雑草管理技術の確立 2 農薬適正使用技術の確立 (1)主要病害虫に対する新農薬の効果検定と実用性評価
摘要 県内で問題となる重要病害虫防除のため、新農薬の登録拡大に向けた効果検定、実用性評価を殺菌剤17剤(6作物)、殺虫剤11剤(6作物)で実施した(複数濃度試験あり)。その結果、「実用性高い」判定9剤...
Ⅰ-3 状況変化に対応し、生産力を支える研究の推進 [11] 高品質安定生産をめざした病害虫・雑草管理技術の確立 5 サトイモ疫病の防除対策の確立 (1)サトイモ疫病の発生生態と有効な防除技術の解明
摘要 サトイモ疫病の初発生の目安となる気象条件を明らかにした。また、生育期散布剤による防除体系の有効性や、省力的なダイナモ顆粒水和剤の高濃度少量散布や新規粒剤の効果が高いことを明らかにした。減収を...
Ⅰ-3 状況変化に対応し、生産力を支える研究の推進 [11] 高品質安定生産をめざした病害虫・雑草管理技術の確立 5 サトイモ疫病の防除対策の確立 (2)サトイモ疫病菌の簡易検出技術の開発
摘要 サトイモ疫病の伝染環を明らかにするため、ベイト-PCR法による検出技術を用いて定植前の種芋の汚染程度を調査した。その結果、5~10%の割合で種芋が疫病菌に汚染されていることを明らかにした。
摘要 南房総地域の作型におけるトルコギキョウ斑点病の防除に資するため、所内圃場において発病調査を行ったところ、普通作及び抑制作のいずれも湿度による影響が高いこと、潜伏期間は2~3週間であることが示...
摘要 発病初期のトルコギキョウ斑点病の診断を可能とする遺伝子診断技術を開発するため、プライマーの設計と検出条件の検討を行った。その結果、LAMP法は葉片の洗浄液から約40分で、PCR法は抽出したDNA溶液から...
摘要 トルコギキョウ斑点病の防除に資するため、トルコギキョウ斑点病に効果的な薬剤スクリーニング技術の開発を目的として、分生子形成法を検討したところ、有効な方法は見いだせなかったが、分生子の長期保存...
病害虫総合管理技術(IPM)の開発~新発生病害虫・異常発生病害虫の原因究明と対策~
摘要 東京都では、極めて多品目の農作物が栽培されている。一方、生産現場では多種多様な原因不明の障害が発生し、農家経営に大きな影響を与えている。農業生産の安定化のためには、これら未解明症状の原因を究明...
病害虫総合管理技術(IPM)の開発~代替農薬等の効率的防除技術の開発~
摘要 近年、環境保全へ配慮した防除技術や選択性の高い新たな薬剤の開発がめざまし い。一方、環境への影響などから臭化メチルに代表されるように生産停止や登録抹消により、使用できなくなる薬剤も多い。生産者...
病害虫総合管理技術(IPM)の開発~有機質培地を用いたトマト養液栽培における病害管理技術の開発~
摘要 トマト養液栽培は、土耕栽培で問題となる土壌病害を回避でき、高品質で安定した収量を確保できる技術として、都内でも年々栽培面積が増加している。そのような中、栽培で用いられる培地について、生産現場で...
露地ナスにおける物理的防除技術を用いたアザミウマ類の管理対策
摘要 東京都におけるナスの生産額は 10 億円で,特に、夏季の直売所等の販売においてはトマトと並ぶ主力品目である。ナス栽培では,多種類の害虫が発生するが,特にアザミウマ類は薬剤抵抗性が発達しやすく,化学...