炭素・窒素の安定同位体比を指標とした藻場の周辺生態系への貢献度推定法の開発(81)
摘要 五ヶ所湾におけるガラモ場の動植物相と生物群集の季節変動を坪刈り調査と潜水観察により明らかにした。49種の海藻と108種の無脊椎動物を同定した。海藻群落は夏に衰退し秋から冬以降に伸長する8種のホ...
摘要 化石燃料の消費や鉱物の採掘などの人間活動により、大量の硫黄化合物が大気中に放出されてきた。それに伴い地表に還元される硫黄化合物の量も増えてきている。人為起源の硫黄化合物が、自然生態系の硫黄循環...
摘要 ヒノキ人工林の落葉落枝により林床に供給される炭素量の季節変動と堆積有機物の分解の季節変動を明らかにした。林床に堆積した有機物層に含まれる炭素の現存量は5.53Cton/haであった。土壌A層に...
摘要 16年生ヒノキ人工林において、地温・林床温度・気温をパラメータにして、森林-土壌生態系における空間的な二酸化炭素濃度の季節変動を推測した。いずれも温度に対してヒステレシス的循環回帰を示し、温度...
摘要 福島県勿来広葉樹固定試験地において、ブナおよびイヌブナ高木の個葉のガス交換の日変化を測定し、光合成に関する特性の種間差を比較した。純光合成速度の日変化は、両種とも午前8~9時ごろに最大値に達し...
環境変化に伴う土壌-森林系の炭素循環過程の変動予測(155)
摘要 土壌中の日平均CO2ガス濃度は春から夏にかけて低濃度で上昇し、夏から冬にかけて高濃度で減少するヒステレス的な季節変動を示した。地温の上昇過程と下降過程ではともに地温に高い正の相関で一次回帰し、...
摘要 我が国の主要な造林樹種である針葉樹におけるVA菌根の共生効果を知るため、フィールドにおいてスギの根および菌根の動態調査を行い、併せてスギ、ヒノキ、ヒバに対して人為的にVA菌根菌を接種し、成長・...
摘要 arylsulfataseの基質濃度と反応速度の関係から、Lineweaver-Burkを用いてKm=0.077M、V=28.2(μmol/g/h)が得られた。pHに対する活性の変化を測定し、...
摘要 森林生態系の物質循環に大きく関与すると考えられる土壌酵素活性を測定するため、既存の土壌酵素活性測定法を森林土壌に適した方法に改変する。また、広葉樹林で土壌酵素活性を測定し、その季節変動を把握す...