(1)沿岸域における漁場保全と水産資源の造成のための研究開発
摘要 ・藻場において光合成活性や生長量に関し、機器を用いて藻体のクロロフィル蛍光を測定することによって現場で光合成活性を把握可能な測定手法を適用した。さらに、加速度ロガーを用いた流動の計測結果と比較...
(4)熱帯・亜熱帯における重要病害虫に対する防除管理技術の開発
摘要 ・ カンキツのグリーニング病の感染拡大リスクと防除技術の評価に有用な、作物病害の拡散動態を予測する個体ベースモデルの骨格部分を構築し、解析を開始した。・ 防除意志決定に意味を持つ感染リスクの季節...
3)熱帯・亜熱帯における重要病害虫に対する防除管理技術の開発
摘要 本中課題は、年度計画に沿って順調に進捗している。「グリーニング病」プロジェクトでは、ベトナム南部果樹研究所との共同研究が円滑に進められている。「ココヤシ害虫」プロジェクトでは、ハムシの人工飼育...
摘要 クマの出没は林縁や河川からの距離と関係しており、残存林や河川域を通路として利用していることを明らかにした。さらに、行動追跡の結果、行動域は季節変動し、秋にはブナ科堅果の利用が多いことを明らかに...
摘要 山口県瀬戸内海域は広大な浅海域を有し、ミルクイガイ、アサリ、アカガイ等の二枚貝類の主要な産地であったが、乱獲等により漁獲量は激減した。ミルクイガイは近年ほとんど枯渇状態にあり、貝類生産に依存...
摘要 1.当年度の研究計画 林内可燃物の燃焼特性解明のための試験地を設定し、基本資料とするため可燃物としての植 物現存量や林床堆積物の量を調査する。 2.当年度の試験研究方法と成果 1)林内可燃物量...
炭素・窒素の安定同位体比を指標とした藻場の周辺生態系への貢献度推定法の開発(81)
摘要 五ヶ所湾におけるガラモ場の動植物相と生物群集の季節変動を坪刈り調査と潜水観察により明らかにした。49種の海藻と108種の無脊椎動物を同定した。海藻群落は夏に衰退し秋から冬以降に伸長する8種のホ...
摘要 八重山地域では台風や高温のため夏期のアブラナ科野菜の営利栽培は行われていないが、これらの問題が克服された場合には薬剤による防除が困難なコナガの被害が問題となると予想される。コナガは南西暖地では...
摘要 化石燃料の消費や鉱物の採掘などの人間活動により、大量の硫黄化合物が大気中に放出されてきた。それに伴い地表に還元される硫黄化合物の量も増えてきている。人為起源の硫黄化合物が、自然生態系の硫黄循環...
摘要 ハダニ類は薬剤抵抗性が発達しやすく、天敵を利用した生物的防除が望まれている。果樹園のような大規模で開放的な環境条件下では特に土着天敵の利用が重要である。我が国での土着天敵は、カブリダニ類、キア...
カンキツ加害性アブラムシの天敵類の生活史の解明と増殖技術の確立(249)
摘要 "カンキツ加害性アブラムシ類の主要な寄生蜂であるミカンノアブラバチを採集し、ミカンクロアブラムシを寄主として温度や日長に対する休眠反応を調べた。その結果、15゜C以下の短日条件で休眠個体が出現...
摘要 ヒノキ人工林の落葉落枝により林床に供給される炭素量の季節変動と堆積有機物の分解の季節変動を明らかにした。林床に堆積した有機物層に含まれる炭素の現存量は5.53Cton/haであった。土壌A層に...
摘要 福島県勿来広葉樹固定試験地において、ブナおよびイヌブナ高木の個葉のガス交換の日変化を測定し、光合成に関する特性の種間差を比較した。純光合成速度の日変化は、両種とも午前8~9時ごろに最大値に達し...
摘要 16年生ヒノキ人工林において、地温・林床温度・気温をパラメータにして、森林-土壌生態系における空間的な二酸化炭素濃度の季節変動を推測した。いずれも温度に対してヒステレシス的循環回帰を示し、温度...
摘要 我が国の主要な造林樹種である針葉樹におけるVA菌根の共生効果を知るため、フィールドにおいてスギの根および菌根の動態調査を行い、併せてスギ、ヒノキ、ヒバに対して人為的にVA菌根菌を接種し、成長・...
環境変化に伴う土壌-森林系の炭素循環過程の変動予測(155)
摘要 土壌中の日平均CO2ガス濃度は春から夏にかけて低濃度で上昇し、夏から冬にかけて高濃度で減少するヒステレス的な季節変動を示した。地温の上昇過程と下降過程ではともに地温に高い正の相関で一次回帰し、...
摘要 コナガの防除に天敵を有効に活用するための基礎研究として、圃場におけるコナガ個体群に対する在来天敵の影響をケージを用いた除去法により評価するとともに、その季節変動を調べた。圃場内に1mm、6mm...
摘要 石垣島のキュウリに発生するウイルス病について病原の同定および生態の解明を行い、ウイルス病の媒介昆虫であるアブラムシ類の発生生態を調査した。1988年7月に輪点葉から分離した被膜を有する直径70...
摘要 スギ・ヒノキ材質劣化害虫であるスギノアカネトラカミキリとニホンキバチの、四国地方における被害と分布状況を把握する方法として、誘引剤を用いたモニタリングによる調査法を試みた。四万十川流域を対象地...
摘要 arylsulfataseの基質濃度と反応速度の関係から、Lineweaver-Burkを用いてKm=0.077M、V=28.2(μmol/g/h)が得られた。pHに対する活性の変化を測定し、...