品質分析データを活用した秋まき小麦子実タンパク含有率の変動解析と分布図
要約 秋まき小麦の集荷時検査における複数年の子実タンパク含有率データを圃場図GISと結合する等の解析手法により年次変動と空間変動の実態が明らかとなり、地域レベルでの品質変動対策に活用できる。 キーワード...
製粉性と製めん適性の優れる日本めん用硬質小麦新品種「ふくはるか」
要約 小麦「ふくはるか」は温暖地・暖地に適する早生・短稈の硬質小麦で、小麦粉の粒度が大きいため製粉しやすく、また製粉歩留も高い。やや低アミロースで、生地物性が適度に強く、粉の色が明るく黄色みを帯びて...
出穂期の窒素追肥が硬質小麦「ゆきちから」の灰分含量に及ぼす影響
要約 中華麺用原料に供するためにタンパク質含量の増加を目的とした出穂期の窒素追肥により、ゆきちからの灰分含量は全粒では同等もしくはわずかに高くなるが、ランク区分の許容値を超えることはない。一方,小麦...
要約 パン用小麦品種「ニシノカオリ」において、「25~30日タイプ」の被覆尿素50%配合の複合肥料を慣行施肥体系(開花期追肥施用)と窒素同量、基肥施用することにより、収量、子実タンパク質含有率は慣行と同程...
要約 大麦の精麦品質として重要な胚乳の硬軟質性には、胚乳細胞壁の主要な多糖であるβ-グルカンとアラビノキシランの含量が関与し、これらの含量が高いと胚乳が硬質化する。 キーワード オオムギ、精麦品質、硬軟...
要約 篩抜け粉率で評価した軟質小麦の粉の篩抜け性は、同一品種内ではタンパク質含有率の向上によって改善される。アラビノキシラン含有率の影響はタンパク質含有率により異なる。タンパク質含有率は小麦粉の粒径...
要約 大麦の精麦品質として重要な胚乳の硬軟質性には、胚乳細胞壁の主要な多糖であるβ-グルカンとアラビノキシランの含量が関与し、これらの含量が高いと胚乳が硬質化する。 キーワード オオムギ、精麦品質、硬軟...
要約 篩抜け粉率で評価した軟質小麦の粉の篩抜け性は、同一品種内ではタンパク質含有率の向上によって改善される。アラビノキシラン含有率の影響はタンパク質含有率により異なる。タンパク質含有率は小麦粉の粒径...
粒厚選別および比重選別がコムギ赤かび病マイコトキシン低減に有効な根拠
要約 赤かび病菌に感染したコムギでは粒厚が小さくなるほど赤かび粒率が高くなり、マイコトキシンの濃度が高くなることから粒厚選別はマイコトキシンの低減に有効である。健全粒と粒厚が同じ赤かび粒は千粒重が軽...
要約 「ゆきちから」の収量確保のためには、地域の標準期に播種し、基肥窒素は1.0kg/a程度が必要である。幼穂形成期追肥により穂数が増加して増収し、出穂期追肥では蛋白含量が増加する。積雪地帯の会津では早播...
要約 大麦の加熱後の褐変は、銅や鉄の濃度が高いほど促進し、フィチン酸等でキレートすると低減する。亜鉛やカルシウムを添加すると、濃度が高いほど褐変は低減する。 キーワード 大麦、褐変、鉄、銅、亜鉛、カル...
粒厚選別および比重選別がコムギ赤かび病マイコトキシン低減に有効な根拠
要約 赤かび病菌に感染したコムギでは粒厚が小さくなるほど赤かび粒率が高くなり、マイコトキシンの濃度が高くなることから粒厚選別はマイコトキシンの低減に有効である。健全粒と粒厚が同じ赤かび粒は千粒重が軽...
要約 飼料イネ専用品種の黄熟期収穫物における乾物当たりカリウム含量は、食用米生産より化成肥料や堆肥を多量に施用しても2%を下回る。マグネシウム及びカルシウムとの当量比[K/(Ca+Mg)]も、グラステタニー症の...
要約 飼料イネ専用品種の黄熟期収穫物における乾物当たりカリウム含量は、食用米生産より化成肥料や堆肥を多量に施用しても2%を下回る。マグネシウム及びカルシウムとの当量比[K/(Ca+Mg)]も、グラステタニー症の...
コムギのグルテニン/グリアジン比の品種間差と出穂後追肥による低下
要約 二条大麦「ミハルゴールド」、「おうみゆたか」は「あまぎ二条」と比較して、大麦縞萎縮病に強く、凸腹粒の発生が少なく、麦芽品質も優れているため、地域適応優良品種に採用する。 キーワード 二条大麦、ミ...
要約 大麦の加熱後の褐変は、銅や鉄の濃度が高いほど促進し、フィチン酸等でキレートすると低減する。亜鉛やカルシウムを添加すると、濃度が高いほど褐変は低減する。 キーワード 大麦、褐変、鉄、銅、亜鉛、カル...
要約 硬質小麦の品質に影響するピュロインドリン (Pina, Pinb) 遺伝子型には国内外の硬質品種において多様な変異が存在する。また新規ピュロインドリン遺伝子を中国品種に見いだした。 キーワード 小麦、硬質性、...
要約 登熟期の穀粒の水分含量および外観品質の変化を明らかにするとともに、立毛状況の変化を加え「六条大麦適期収穫チャート」を作成した。これにより、六条大麦生産のためのコンバイン収穫適期が簡易に判定でき...
要約 登熟期の穀粒の水分含量および外観品質の変化を明らかにするとともに、立毛状況の変化を加え「小麦適期収穫チャート」を作成した。これにより、小麦生産のためのコンバイン収穫適期が簡易に判定できる。 キ...
出穂後追肥による小麦子実タンパク質含有率とタンパク質組成の変化
要約 低タンパク質小麦に対し、出穂10日後の速効性窒素追肥によりタンパク質含有率が追肥窒素1g/m2あたり約0.4%増加する。このときグルテンを構成するタンパク質が増加し、出穂後追肥由来窒素の低分子タンパク質...