北東北地域の周年親子放牧実践農家における子牛の発育成績と親牛の繁殖成績
要約 北東北地域で周年親子放牧を実践している農家において、9ヵ月齢までの子牛の平均日増体量は、雄で1.07kg/日、雌で0.94kg/日で、冬期(12~2月)生まれの子牛と冬期以外の出生子牛との間に差はない。また親牛の...
施設野菜類の微小害虫防除に役立つバンカーシートと利用マニュアル
要約 バンカーシートはカブリダニ類にすみか・増殖場所を与え、害虫に対する防除効果を高める天敵増殖資材である。本資材の活用により、イチゴやキュウリ等の施設栽培の野菜類で問題となるハダニ類、アザミウマ類...
カバークロップによる除染後傾斜畑での放射性セシウム流出抑制効果
要約 除染後傾斜畑にカバークロップを導入すると、管理耕起の場合に比べ、積算土砂流出量が1割以下、放射性セシウム流出量が2割以下に抑制される。 キーワード 放射性セシウム、除染後農地、侵食、カバークロップ...
木材由来セロオリゴ糖給与は離乳期の黒毛和種放牧子牛の発育を向上させる
要約 木材由来セロオリゴ糖を離乳前1か月から放牧子牛に給与すると日増体量および飼料効率が向上する。セロオリゴ糖給与は放牧地を利用した肉用種子牛生産にとって有効な発育向上技術である。 キーワード 放牧、...
要約 ケンタッキーブルーグラス・シロクローバ混播草地は草丈10cm未満で放牧を開始し、年1回の施肥をスプリングフラッシュ後に行う管理により、定置放牧でも掃除刈りなしで、安定な植生と育成牛の日増体0.85kg以...
黒毛和種牛の骨格筋発達とエネルギー代謝関連因子は放牧によって変化する
要約 黒毛和種牛の筋中では骨格筋形成抑制因子ミオスタチンmRNA発現量が放牧期間中に低下する。放牧によって脂質代謝関連因子の発現量が上昇し脂肪酸代謝によるエネルギー獲得が優勢になるが、筋肉中遊離カルニチ...
育成牛の増体を慣行管理と同水準に確保できる放牧草地の省力管理法
要約 ケンタッキーブルーグラス優占草地は入牧を早め標準量の1/3に減肥することで、放牧期間中一定の頭数で放牧する定置放牧でも余剰草の発生を軽減できる。この方法は、慣行放牧と比較し、育成牛の牧養力は約8割...
北東北地域のケンタッキーブルーグラス優占草地の連続放牧による牧養力は高い
要約 ケンタッキーブルーグラス優占草地は、牧養力600CD以上、190日間の肉用種繁殖牛の連続放牧が可能である。草の生産性が高く、飼料成分に問題はなく、植生の維持も良く、北東北地域における肉用種繁殖牛の放牧...
要約 メドウフェスク(以下MF)「ハルサカエ」は土壌凍結地帯で高い永続性を有し、泌乳牛50頭の放牧で、チモシー(以下TY)放牧地に比べ、8月以降の面積を2ha少なくすることができる。地下茎型イネ科草優占草地も...
飼料への酵素添加は離乳子牛の飼料摂取量・日増体量を増加させる
要約 スターターへのペクチナーゼ・キシラナーゼ複合酵素添加は、離乳子牛の乾草摂取量を増加させ、人工乳摂取量の増加を早める。また、離乳子牛の第一胃消化能力を向上させ、6~8週齢の日増体量を高める。 キー...
要約 つる性サヤインゲンにおける栽植密度は株間40cm・3粒播き2本仕立てが適し、摘葉は収穫初期は葉齢20日を、収穫後期は葉齢15日を超えた光合成能の低い葉(色差計L値が34以上)を対象に行い、発生葉の3割程度を...
要約 哺乳子牛の第一胃内容液を用いたin vitro法において、ペクチナーゼ・キシラナーゼ複合酵素添加により、ケンタッキーブルーグラス乾草の消化率が向上する傾向にある。また、育成牛の第一胃内容液を用いた場合...
キーワード わい性サヤインゲン、栽植密度、全量基肥 背景・ねらい 沖縄県では冬春期サヤインゲンの生産量が大幅に減少している。わい性サヤインゲンのジベレリン処理による収量増と収穫の軽労化が図られつつある...
要約 家畜歩行により牧草生育速度は減少し、土壌流出量は増加する。高強度の家畜歩行では牧草生育速度は、家畜の歩行のない場合の約70%に減少し、降雨流出水中の土壌流出量は約5倍に増加する。 キーワード 永年...
シバ育成品種「朝萌」を用いた低コスト芝生グラウンド造成・管理技術
要約 シバとケンタッキーブルーグラスを組み合わせた造成と月1~2回の芝刈・集草を行い、施肥量・施肥時期に留意することによって、球技等アマチュアの広範な利用に適する芝生グラウンドが低コストで維持できる。...
北東北地域におけるケンタッキーブルーグラス優占草地の輪換放牧の牧養力
要約 ケンタッキーブルーグラス優占草地は、牧養力600CD、200日間の肉用種繁殖牛の輪換放牧が可能である。牧草の生産性は高く、飼料成分に問題はなく、植生は良好に維持され、北東北地域における肉用種繁殖牛の放...
北東北地域におけるケンタッキーブルーグラス優占草地の輪換放牧の牧養力
要約 ケンタッキーブルーグラス優占草地は、牧養力600CD、200日間の肉用種繁殖牛の輪換放牧が可能である。牧草の生産性は高く、飼料成分に問題はなく、植生は良好に維持され、北東北地域における肉用種繁殖牛の放...
要約 放棄された水田放牧草地はイネ科草種が繁茂し、それらを餌資源としてアカヒゲホソミドリカスミカメ等のカメムシ類が多発生する。 キーワード 水田放牧、水田、カメムシ類、虫害、イネ科牧草 背景・ねらい 水...
ケンタッキーブルーグラス主体放牧草地における軽種馬の栄養摂取量
要約 馬による放牧草の乾物消化率、TDNおよび可消化エネルギーは低消化性繊維(Ob)含量から 推定できる。ケンタッキーブルーグラス主体放牧草地における馬の乾物採食量は体重比2. 00%~2.63%の範囲で割り当て草量、...
ケンタッキーブルーグラス主体草地の定置放牧における効率的管理法
要約 ケンタッキーブルーグラスとシロクローバの混播草地は、放牧期間中一定の頭数で放牧する省力的な定置放牧条件で、入牧を早め減肥することで過繁茂を軽減でき、ホルスタイン去勢牛でヘクタール当たり増体量85...