1-Methylcyclopropeneによるキュウリの生産調整法
要約 エチレンの作用阻害剤1-Methylcyclopropene(1-MCP)はキュウリの雌花率を下げる効果があり、着果調整に活用できる。1-MCPの処理濃度と雄花が発生する日を予測するモデルを活用し、計画的にキュウリ果実の生産...
要約 シャキシャキ・パリパリといった擬音語で表現されるキュウリの食感"クリスプネス"には複数のQTLが関与する。そのうち、第3染色体上には、栽培年次や交配組み合わせが異なる3集団に共通してクリス...
要約 「きゅうり中間母本農5号」が有するうどんこ病高度抵抗性には少なくとも4個のQTLが関与する。特に、第5染色体上に座乗する最も大きな効果をもつQTLpm5.3とその近傍に位置するpm5.1を両方もつ個体は強い抵抗...
要約 日本産抹茶の輸出戦略を構築するためには日本産抹茶の香りの特徴を明らかにする必要がある。におい嗅ぎガスクロマトグラフィーとGC-MSで香りを解析したところ、日本産抹茶を特徴付ける香気寄与成分は2-acety...
室温-1°C、湿度30%の貯蔵庫で保存された作物50種の種子寿命の推定
要約 室温-1°C、湿度30%の種子貯蔵庫で保存された種子の、のべ40万回の発芽試験結果を統計的に解析することにより、主要な作物の種子寿命および生存曲線パラメータを推定できる。推定種子寿命は、作物間で、また...
微生物殺虫剤ボーベリア・バシアーナ乳剤の野菜類うどんこ病防除効果
要約 微生物殺虫剤であるボーベリア・バシアーナ乳剤は、キュウリ、トマト、ナス、イチゴ、メロンのうどんこ病に対して高い防除効果を示す。本剤は、野菜類うどんこ病への適用拡大が認可され、野菜類において同病...
要約 高級茶である玉露のヘッドスペースに含まれる主要な香気寄与成分は (Z)-1,5-octadien-3-one、dimethyl sulfide、3-methylnonane-2,4-dione、4-mercapto-4-methyl-2-pentanone、furaneol、2-acetyl-1-pyrroli...
生育・収量予測ツールによるトマト年間収量55t/10aの実現
要約 環境条件と品種特性から生育・収量を算出するツール(ソフトウェア)を用い、シミュレーションによって環境制御設定や栽培管理法を適正化することにより、糖度5°以上で、「鈴玉(りんぎょく)」では10a当た...
情報基準としてシステム間データの統合利用を支援する農作物語彙体系CVO
要約 農作物語彙体系(CVO)は、食用農作物を定義する機械可読の語彙体系であり、農作物名、別名、英名、学名の情報を持つ。CVOを情報基準とした利用場面として、データの統合表示や検索の高度化への適用があげられ...
要約 アミノ酸の一種であるγアミノ酪酸(GABA)は、植物保護細菌Pseudomonas protegensのキュウリ根圏への定着能を促進する。 キーワード 植物保護細菌、代謝制御、バイオフィルム、根圏定着、環境...
タバコカスミカメのアザミウマ類に対する防除効果はバンカー植物で増強できる
要約 アザミウマ類などの捕食性天敵であるタバコカスミカメが増殖可能な植物をバンカー植物としてキュウリ施設内に植栽し天敵を予め維持することにより、アザミウマ類に対する防除効果を高めることができる。 キ...
施設野菜類の微小害虫防除に役立つバンカーシートと利用マニュアル
要約 バンカーシートはカブリダニ類にすみか・増殖場所を与え、害虫に対する防除効果を高める天敵増殖資材である。本資材の活用により、イチゴやキュウリ等の施設栽培の野菜類で問題となるハダニ類、アザミウマ類...
赤色光を昼間に作物に照射し、ミナミキイロアザミウマの誘引を抑制する
要約 660nmのピーク波長を持つ赤色光を、緑色の植物に昼間だけ照射することで、ミナミキイロアザミウマが寄主植物に近づく行動を抑制できる。 キーワード 光防除、赤色光、物理的防除、行動 背景・ねらい ミナミ...
要約 ベッド間距離(条間)を自在に変更できる機構を有するトマト用移動栽培ベンチである。通路部分の大幅削減、また、生育ステージが異なる栽培ベンチの組み合わせにより、栽植密度を慣行の1.6倍に増加させること...
電気的処理による食品の品質及び保存性向上のための加工技術の開発
要約 キュウリ等の生野菜を含むポテトサラダを袋詰めしたものに、水中で短波帯交流電界を印加し、ポテトサラダの迅速・均一加熱殺菌を実現する。その際に、ポテトサラダ中のキュウリの熱変性が抑制される。 キー...
食感・形状の定量的評価法を用いた多様なキュウリの果実品質の特徴付け
要約 キュウリ果実の食感をクリスプネスインデックスやフラクタル次元解析、形状を楕円フーリエ法・主成分分析によって定量的に評価することで、世界の多...
RT-LAMP法と粘着トラップを用いたウリ類退緑黄化ウイルス保毒の判別
要約 タバココナジラミから簡易抽出したRNAを鋳型としてRT-LAMP法によりウリ類退緑黄化ウイルスを検出できる。黄色粘着トラップに捕捉後最長14日間経過したタバココナジラミからも本ウイルスを検出することができ...
バンカー植物を用いた捕食性天敵タバコカスミカメ利用技術マニュアル
要約 バンカー植物としてスカエボラとバーベナを利用することで、捕食性天敵であるタバコカスミカメの密度を安定して維持することが可能になり、キュウリのアザミウマ類とトマトのコナジラミ類を低密度に抑制でき...
クエン酸鉄(III)錯体のキュウリ炭疽病に対する発病抑制効果
要約 光を吸収して活性酸素種を生成するクエン酸鉄(III)錯体は、キュウリ炭疽病菌分生子の発芽を阻害し、キュウリ炭疽病に対し高い発病抑制効果を示す。 キーワード クエン酸鉄(III)錯体、発病抑制、キュウリ炭疽...
静電散布とエアアシストを併用した園芸施設向け自動走行式防除機
要約 静電散布技術とエアアシスト技術とを組合せた散布装置を自動走行台車に搭載し、施設栽培作物の畝間を自動的に走行しながら農薬を散布する防除機。手散布では避けられない農薬被曝を避けながら、手散布並みの...