可溶性炭水化物含量が高く収量性に優れるオーチャードグラス早生品種「わせじまん」
要約 オーチャードグラス早生品種「わせじまん」は、「はるねみどり」より可溶性炭水化物(WSC)含量が1.8ポイント高く、3年間合計乾物収量も5%多く、黒さび病に対する耐病性に優れる。栽培適地は、北海道と東北地...
小型果実で収穫負荷を軽減できる短節間性種子食用ペポカボチャ品種「ゴールデンライト」
要約 種子食用ペポカボチャF1品種「ゴールデンライト」は、既存品種と比べて果実は小型で軽く、短節間性および株元着果性に優れる。果実や種子は軽いが、種子収量は既存品種と同程度以上である。 キーワード 株元...
要約 黒ボク土畑への40t/haまでの木炭施用は、土壌表面からの温室効果ガス発生量に影響を及ぼさない。大気中の二酸化炭素に由来する木炭中の炭素は分解し...
多収でそばかす病に強く、耐倒伏性に優れるアルファルファ品種「ウシモスキー」
要約 アルファルファ「ウシモスキー」は北海道および北東北において多収で、2、3番草にその傾向が強い。「ハルワカバ」よりそばかす病罹病程度および倒伏程度は小さい。寒地・寒冷地のアルファルフの安定栽培に利...
タマネギ直播栽培における直下施肥を用いたリン酸肥料の減肥技術
要約 黒ボク土ほ場でのタマネギ直播では、過リン酸石灰の播種条下(2~4cm)局所施肥(以下、直下施肥)によって生育が促進される。また、施用リン酸の成分量で10kg/10aを直下施肥することで減収することなく基肥リン...
要約 ケンタッキーブルーグラス・シロクローバ混播草地は草丈10cm未満で放牧を開始し、年1回の施肥をスプリングフラッシュ後に行う管理により、定置放牧でも掃除刈りなしで、安定な植生と育成牛の日増体0.85kg以...
要約 四季成り性イチゴ品種の連続出蕾性は早晩性と関連性が高く、早生品種ほど連続出蕾性が強い。開花の早晩性による品種分類は6月下旬~7月中旬に採苗した一年生苗の第1花房の着生節位と開花株率に基づいて行う...
寒地・寒冷地における夏秋どり業務用レタスの適品種と株間拡張による大玉生産
要約 寒地、寒冷地における夏秋どりレタスで業務用適性の高い品種は、エンパイヤ系やサリナス系、サリナス・エンパイヤ系、エンパイヤ・マック系の品種群に多い。また、慣行栽培より株間を広げることで大玉生産がで...
要約 「長・野35号」は、根腐病と斑点細菌病に対する耐病性に優れ、商品性に優れた初夏どり向きの新品種である。 キーワード レタス、根腐病、斑点細菌病、初夏どり 背景・ねらい 長野県のレタスは全国一の栽培面...
要約 北米で用いられている標準品種を用いた秋季休眠性に基づくアルファルファの群別法は北海道にも適用できる。従来ひとつの群にまとめられていた寒地向け品種は4つの群に詳細分類できる。今後育成される品種系...
要約 短節間カボチャの栽植密度は133株/aが適当であり、育苗法は72穴セル成型苗が省力的で優れている。 キーワード カボチャ、短節間、セル成型苗、省力、栽植密度 背景・ねらい
カボチャは北海道における...
シバ育成品種「朝萌」を用いた低コスト芝生グラウンド造成・管理技術
要約 シバとケンタッキーブルーグラスを組み合わせた造成と月1~2回の芝刈・集草を行い、施肥量・施肥時期に留意することによって、球技等アマチュアの広範な利用に適する芝生グラウンドが低コストで維持できる。...
要約 黒毛和種哺乳子牛にローラーミル粉砕トウモロコシを50%含む別飼飼料を給与すると蒸煮圧ぺんトウモロコシ給与に比べ放牧草乾物摂取量が3~19週齢の平均で20%増加する。粉砕トウモロコシの給与適期は放牧草...
オオモンシロチョウとモンシロチョウにおける蛹の体表炭化水素組成の差異と寒地適応性
要約 休眠蛹・非休眠蛹間で体表炭化水素の厚さと組成を比較すると、オオモンシロチョウでは、それぞれ800nm、160nmで、組成は変わらず飽和度はともに高い。モンシロチョウでは、それぞれ195nm、11nmで、飽和度は...
寒地での単播アルファルファ1番草収穫後のとうもろこし簡易耕播種栽培
要約 逆転ロータリをベースにした簡易耕播種機により、アルファルファ単播草地後にとうもろこしを省力的に播種することが可能である。株密度が低下し年間収量の減少が推定されるアルファルファ単播経年草地の更新...
要約 日乾物生産量を現存量から推定する式を導き、これを組み込んだ簡易なモデルを適用することで、ケンタッキーブルーグラス定置放牧草地の現存量の変化を予測できる。 キーワード 現存量推定、放牧草地、定置放...
要約 永続性、越冬性が優れるアルファルファ「北海3号」は、北海道の自然条件に適応する品種として、我が国寒地におけるアルファルファ栽培の安定化と拡大に貢献できる。 キーワード アルファルファ、永続性、越...
アルファルファ単播草地の生産性及びサイレージ品質と乳牛への給与効果
要約 アルファルファ単播草地は、造成後4年目まで粗蛋白質含量を約20%、年間乾物収量を800kg/10a以上を維持できる。アルファルファ収穫作業時の車輪踏圧を軽減するため、省力的なロールベール運搬・密封機を開...
相対飼料価を指標としたアルファルファサイレージの成分品質評価
要約 相対飼料価(RFV)は、単播アルファルファのロールベールラップサイレージの品質評価にも準用でき、RFV150前後の粗蛋白質含量(CP)は約20%となる。また、草丈70~80cmで刈取ることでCPの高い高品質サイレー...
要約 旭川市内の山地酪農放牧草地の年牧草乾物生産量は、不耕起造成20年経過後も5.5t/haに維持されている。年間を通じて草高を10cm以下に保つ管理により、多種のイネ科牧草とシロクローバが高い植被率で維持され...