少数の祖先品種から交雑を繰り返すことで多様なカンキツ品種が発生した
要約 国内外の多様なカンキツ在来品種の遺伝解析から67品種で親品種と交雑組合せが示され、在来品種の多くはキシュウミカンやユズ、ダイダイ、コウジ、タ...
園内に敷設した裁断枝の大きさがカンキツ黒点病菌の発生に及ぼす影響
要約 剪定枝の裁断程度を変えてウンシュウミカン園に敷設すると、粗く裁断するほど黒点病の伝染源となる危険性が高い。その危険性を下げるためには、30mm以下の長さに細かく裁断する必要がある。 キーワード ウン...
タイ国でのカンキツトリステザウイルス (CTV)弱毒系統の収集
要約 タイ国ではカンキツトリステザウイルス( CTV)の検定植物であるライムが経済栽培され、自然の高温により弱毒化されていると推測されたので、各地のカンキツ園のライムの新葉の病徴がvein clearing 及び軽微...
ユズに発生したLachnum abnormeによる幹腐病 徳島果試
要約 徳島県の山間部でユズの枝幹部がすり鉢状にくぼみ、木質部まで腐り込む凹陥性幹腐症が発生した。病原菌はLachnum abnorme (Mot.)Haines&Dumontである。病名を「ユズ幹腐病(みきぐされびょう)」と命名...