要約 コムギ、オオムギは地域適応性が高いため、遺伝的多様性が高い。近年解読された麦類の参照ゲノムと豊富な遺伝資源を活用して有用な遺伝子を同定し、不良環境に適合する新しい品種を生み出すために、品種間比...
室温-1°C、湿度30%の貯蔵庫で保存された作物50種の種子寿命の推定
要約 室温-1°C、湿度30%の種子貯蔵庫で保存された種子の、のべ40万回の発芽試験結果を統計的に解析することにより、主要な作物の種子寿命および生存曲線パラメータを推定できる。推定種子寿命は、作物間で、また...
要約 供試系統をセルトレイであらかじめ養成し、オオムギ雲形病発生圃場に直接設置することにより圃場抵抗性を評価できる。本検定法は多雪年の雪害が回避できるとともに、簡易であるため現地発生圃場等多地点での...
要約 北陸・東北地域での優占レースJ-4aに対するオオムギ雲形病圃場検定では、15品種・系統が抵抗性遺伝資源として有望である。そのうち病原性の広いレースJ-7に対して、AlmerfelderおよびLIGNEE 185 DE GEMBLOUX...
要約 大豆の子実成分の測定から豆腐用等に有望な遺伝資源が33点ある。これらは品質育種の母材選定に活用できる。また、水稲、麦類、豆類の遺伝資源4,646点について特性調査を実施して有望な遺伝資源を抽出した。...
要約 麦芽α-アミラーゼ活性には大きな品種間差異があり、低蛋白質系統「大系HL138-8-5」やその後代系統のα-アミラーゼは高活性である。高α-アミラーゼ特性は、高ジアスターゼ力、低麦汁β-グルカンなどの好ましい...
要約 麦芽α-アミラーゼ活性には大きな品種間差異があり、低蛋白質系統「大系HL138-8-5」やその後代系統のα-アミラーゼは高活性である。高α-アミラーゼ特性は、高ジアスターゼ力、低麦汁β-グルカンなどの好ましい...
要約 閉花受粉性小麦遺伝資源「U24」と開花受粉性品種との交配後代及び倍加半数体を用いて遺伝様式を調査した結果、「U24」の閉花受粉性は劣性3遺伝子による遺伝と推定され、その導入には半数体育種法が有効であ...
要約 閉花受粉性小麦遺伝資源「U24」と開花受粉性品種との交配後代及び倍加半数体を用いて遺伝様式を調査した結果、「U24」の閉花受粉性は劣性3遺伝子による遺伝と推定され、その導入には半数体育種法が有効であ...
大麦の開閉花受粉性および条性等の穂形質が赤かび病抵抗性に及ぼす影響
要約 大麦の赤かび病抵抗性に対する開閉花受粉性および条性等の各種穂形質の効果を、準同質遺伝子系統を用いて解析した。開花受粉性および六条性は抵抗性を弱めるが、条性の影響は小さく、二条大麦品種の抵抗性は...
パキスタン大麦遺伝資源から得られた優性の大麦縞萎縮病抵抗性遺伝子
要約 パキスタンにおいて収集した大麦遺伝資源からこれまで明らかにされた遺伝子とは異なる単因子優性の大麦縞萎縮病抵抗性遺伝子を持つ六条・皮性・並性の系統が得られ、本病抵抗性品種育成に利用できる。 キー...
大麦の加熱褐変に関係する穀粒中のポリフェノール含量の品種間差異
要約 大麦の加熱褐変に関係する穀粒中のポリフェノール含量は、0.19~0.75mg/gの品種間差異があり、日本や朝鮮半島の裸麦品種のポリフェノール含量が低い。低ポリフェノール遺伝資源には、プロアントシアニジンフ...
要約 オオムギ斑葉病菌(Pyrenophora graminea)に対して、二条大麦の品種間で抵抗性に大きな差が認められ、「きぬゆたか」は抵抗性が高く、「にらさき二条」は低い。福岡県農業総合試験場・病害虫部・普通作病害...
要約 二条大麦47点、六条大麦95点、春まき小麦569点、秋まき小麦1,450点及び大豆1,650点の遺伝資源について一次特性調査を行い、さらに、大豆では形質間の関連性や主成分分析による分類を各地域における利用形態...