ニホンナシの交雑育種における重要形質に関連したDNAマーカー情報の整理
要約 主要なニホンナシ59品種・系統におけるニホンナシの重要な育種形質(黒星病抵抗性、自家和合性、早生性、果皮色、黒斑病抵抗性)の遺伝子型および表現型情報を利用することで、ニホンナシ品種育成を加速化する...
要約 ニホンナシの収穫期マーカーPPACS2とBGA35は、実生集団において実用的な効果を示すことから育種実生の早期選抜に利用できる。これらのマーカーの間に交互作用が認められないため、効果を集積することが可能...
黒斑病・黒星病複合抵抗性を持つ良食味のニホンナシ新品種「ほしあかり」
要約 「ほしあかり」は、黒斑病と黒星病に対して複合抵抗性を持つ、やや早生で良食味のニホンナシ新品種である。殺菌剤無散布圃場での栽培でも両病害の発生は認められず、減農薬栽培や黒星病の多発する年次・地域...
リンゴの斑点落葉病と黒星病に対する複合抵抗性育種に有用な育種母本
要約 リンゴ切離葉に斑点落葉病菌液を噴霧接種することで、斑点落葉病の抵抗性検定ができる。この方法によってリンゴ黒星病抵抗性品種の斑点落葉病抵抗性程度を評価したところ、「Freedom」、「Orlovim」等が抵抗...
要約 「巾着」の黒星病抵抗性に連鎖したマーカーとなるDNA配列を持たない個体は黒星病接種試験により全て著しい病徴を示したため、幼苗時のマーカー選抜により1次選抜を効率的に実施することができる。 キーワー...
DNAマーカーによるリンゴ黒星病抵抗性遺伝子(Vf)をホモに持つ個体の作出
要約 既報のDNAマーカーにより選抜したリンゴ黒星病抵抗性遺伝子(Vf)をホモに持つ個体は、黒星病抵抗性リンゴの育種効率を格段に高めることができる。 キーワード リンゴ黒星病、Vf遺伝子、ホモ個体 背景・ねら...
要約 新しい切り花用バラの有望品種として「99-186-1」を交雑育種により育成した。花色は弁縁が明るく濃いピンクで、弁の中央部より下が薄いピンクとなるぼかし。花形は剣弁高芯の整形咲き、花弁数は30枚...
要約 新しい切り花用バラ品種「ハイネス愛」を交雑育種により育成した。花色は浅緑黄、花形は剣弁高芯咲き、花弁数は比較的多く、花弁も厚くて硬いことから、日持ち性に優れ、比較的強い芳香を持つ。淡い黄色であ...
「豊水」と「新高」の間に熟する、大果のニホンナシ新品種候補「ナシ筑波47号」
要約 ニホンナシ新品種候補「ナシ筑波47号」は「162-29」に「幸水」を交雑して育成したやや晩生の赤ナシである。「豊水」以降に成熟する既存の品種と比較して果実外観良好で、また果実品質優良であり、東北地方か...