耐病性・消化性に優れる寒冷地・温暖地向きオーチャードグラス中生品種「きよは」
要約 オーチャードグラス中生品種「きよは」は、「まきばたろう」と比べて、寒冷地から温暖地において3か年合計乾物収量が104とやや多収で、早春、秋の草勢、再生力にも優れる。黄さび病、小さび病、すじ葉枯病に...
暖冬でも出穂期が過度に早進しにくい多収の精麦用六条大麦新品種「さわゆたか」
要約 「さわゆたか」は並性の皮性六条大麦で、秋播性と晩生型の日長反応性遺伝子を持つため、暖冬でも出穂期が過度に早進しにくい。凍霜害が発生しやすい地域でも安定して多収性を発揮する。 キーワード オオムギ...
いも類等同質倍数体作物における全ゲノム配列を用いた量的形質遺伝子座迅速検出法
要約 バレイショ、サツマイモ等の同質倍数体作物の交雑集団において、目的形質の有無で分別した個体群をそれぞれまとめて全ゲノム配列を取得し、各相同染色体に固有の一塩基多型を抽出し、その出現頻度を比較する...
ブドウの果皮色を制御するMYB遺伝子型を簡便に検出するDNAマーカー選抜システム
要約 ブドウ果皮色のDNAマーカー選抜システムにより、果皮色を遺伝的に制御する多様なMYB遺伝子型を簡便に検出できる。この手法を適用した約600個体のブドウ遺伝資源のMYB遺伝子型情報は、温暖化に対応した優良着...
カンキツの健康機能性成分β-クリプトキサンチンを高含有化する遺伝子セット
要約 カンキツ果実に蓄積されるβ-クリプトキサンチンはカロテノイド代謝系の中間に位置しており、高含有品種・系統では上流のフィトエンシンテース遺伝子座に対立遺伝子PSY-aが、下流のゼアキサンチンエポキシダ...
要約 食品のDNA品種識別に関するISO規格に基づく試験室内妥当性試験により、安定性と再現性が確認された茶のDNA品種識別技術である。15種類のSSRマーカーを用いたDNA品種識別技術は「せいめい」を含む主要な茶44...
要約 「つやかぜ」は、主力品種の「あきしずく」に比べて草丈が低く倒伏しにくいため、収穫しやすい。やや大粒であるため、子実利用等では原料取引に有利である。収量、葉枯病抵抗性、難脱粒性は「あきしずく」並...
背景・ねらい 基腐病はサツマイモの主要な土壌伝染性病害である。全国31都道府県で発生が確認され、特に南九州・沖縄地域で被害が深刻化している。 本病菌は罹病残渣を介して土壌伝染し、感染した苗やイモを通じ...
収穫直後から高糖度で粘質の良食味サツマイモ新品種「あまはづき」
要約 「あまはづき」は、収穫直後から肉質が粘質で糖度が高い、多収の良食味サツマイモ品種である。サツマイモネコブセンチュウに"強"、つる割病および黒斑病に"やや強"の複合病虫害抵抗性で...
炊飯後の褐変程度が小さく穂発芽性が改良されたもち性二条大麦新品種「きぬもち二条」
要約 「きぬもち二条」はプロアントシアニジンフリー遺伝子(ant28)を持つ皮性のもち性二条大麦で、炊飯後の褐変程度は小さく、穂発芽性は"やや難"で穂発芽しにくい。「くすもち二条」と比べて、整粒収...
冷涼な地域でも栽培できる多収で良食味のサツマイモ新品種「ゆきこまち」
要約 「ゆきこまち」は、多収で良食味であり、複合病虫害抵抗性のサツマイモ品種である。冷涼な地域である北海道での栽培においても多収である。サツマイモ産地の北上と安定生産への貢献が期待される。 キーワー...
水稲新品種 「つきあかり」は北陸地域で倒伏させずに750g m-2の多収を達成できる
要約 水稲新品種 「つきあかり」 の北陸地域における収量限界は750 g m-2程度であり、収量や籾数などの収量構成要素、玄米品質や倒伏関連形質との密接な相互関係より成熟期の諸形質の理論値を算出できる。「つき...
カドミウム低吸収性の水稲新品種「ふくひびき環1号」、「えみのあき環1号」
要約 「ふくひびき環1号」、「えみのあき環1号」は、多収品種「ふくひびき」、直播栽培向き良食味品種「えみのあき」にカドミウム低吸収性を導入した同質遺伝子系統である。 キーワード 水稲、新品種、カドミウム...
中早生で長期貯蔵性の優れるポテトチップ用バレイショ新品種「しんせい」
要約 「しんせい」は、枯ちょう期が中早生で、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有する。チップ加工適性が優れ、収穫時期から翌年6月までの長期貯蔵でもチップカラーの低下が少ない。国産原料が不足する2月から...
要約 「シャイニールビー」はアントシアニン(ペラニン)含量が高く、赤肉色を生かした調理加工ができる。既存品種の「ノーザンルビー」に比べて収量性が高く、いもが整った長卵形で目が浅く形も揃うため生産および...
要約 「ノーブルシャドー」はアントシアニン(ペタニン)含量が高く、紫肉色を生かした調理加工ができる。既存品種の「シャドークイーン」に無いジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有し、疫病およびそうか病にも強...
子実生産にも利用できる耐倒伏性の飼料用トウモロコシ新品種「みとりゆたか」
要約 「みとりゆたか」は子実生産用、および乾雌穂重割合が高いことから高栄養なホールクロップサイレージ原料用として利用できる。耐倒伏性、すす紋病、およびごま葉枯病に強く、赤かび病抵抗性は既存品種と同程...
トラクタの踏圧に強く多収で耐寒性に優れるアルファルファ新品種「北海若葉」
要約 「北海若葉」は、トラクタ等の大型機械による作業時の踏みつけ(踏圧)に強いアルファルファ新品種である。さらに「ハルワカバ」より多収で永続性に優れ、耐寒性も強いことから、北海道におけるアルファルファ...
要約 ダイズ種子のサイズと形状を制御する多数のQTLが検出され、特に効果の大きいQTLクラスター(qSS2)は、第2番染色体に座乗している。準同質遺伝子系統を用いた圃場試験により、qSS2の効果が実証できたことから...
花弁が多く大輪の鑑賞用モモ新品種「プードルピンク」、「プードルレッド」、「プードルホワイト」
要約 「プードルピンク」、「プードルレッド」、「プードルホワイト」はいずれも花弁数が60枚以上と多く大輪の花モモ新品種である。 キーワード 花モモ、新品種、八重咲き、大輪 背景・ねらい 鑑賞用の花モモは食...