長崎県に適した飼料イネ専用品種「ホシアオバ」および「クサノホシ」
要約 「ホシアオバ」および「クサノホシ」は倒伏がみられず、乾田直播栽培および移植栽培において乾物収量が他品種よりも高い。黄熟期でサイレージ調製したTDN含量は2品種平均で54.9%であり、黄熟期における子実...
イタリアンライグラスの混播・多回刈利用における飼料成分の含量と収量
要約 イタリアンライグラスの「シワスアオバ」と「アキアオバ」の混播・多回刈利用では、同じ出穂期刈でも番草により飼料成分含量が異なる。TDN収量は2番草が高く、4回刈利用で約1,200kg/10aのTDN収量が見込まれ...
要約 稲発酵粗飼料の採食性は良好で、総繊維(OCW)の消化は劣るものの、尿素処理することにより消化性は改善される。また、モミの排せつ割合は肥育牛に比べ低く、消化試験の結果から、稲発酵粗飼料のみの給与...
牛における濃厚飼料および稲発酵粗飼料中のリンの第一胃内消失率
要約 各種濃厚飼料中の全リンおよびフィチン態リンの牛における第一胃内消失率は87%および90%である。また、飼料用イネでは、モミに全リンが0.23%、茎葉中に非フィチン態リンのみが0.09%含まれ、ホールクロップサ...
要約 集約放牧下の牧草の粗蛋白質含量は20~30%、分解性蛋白質は10~25%、溶解性蛋白質は5~15%と高く、乳牛の飼料設計では過剰摂取に留意する。NDF及びADF含量は低く推移し、ペレニアルライグラス/シ...
要約 多肥栽培では、稲発酵粗飼料(飼料イネWCS)中の粗蛋白質含量と、総繊維に占める高消化性繊維の割合が増加し、乳牛の第一胃内での繊維の有効分解度は大きくなる。 背景・ねらい 水田の高度利用と転換田を活...
要約 第一胃分解性の異なる、でん粉質飼料2種類(トウモロコシと大麦)、蛋白質飼料2種類(大豆粕と魚粉)の産乳効果を検討したところ、でん粉質飼料ではトウモロコシの方が採食量、乳蛋白生産量が高く、蛋白質飼...
粗蛋白質含量に基づくアルファルファの分解性・溶解性蛋白質とミネラルの評価
要約 アルファルファ生草の粗蛋白質含量と分解性・溶解性蛋白質含量には、正の相関関係がある。アルファルファのカルシウム含量と粗蛋白質含量間には明確な関係は認められないが、カリウム含量は生育初期の高蛋白...
要約 アルファルファ生草の粗蛋白質含量と分解性・溶解性蛋白質含量には、正比例の関係がある。アルファルファのカルシウム含量と粗蛋白質含量間には明確な関係は認められないが、カリウム含量は生育初期の高蛋白...
馬におけるチモシー乾草・サイレージの栄養価と牧草のアミノ酸組成
要約 馬における牧草サイレージの採食性は良好で、乾草と同程度の乾物摂取量となった。乾物消化率や可消化エネルギー含量にもサイレージと乾草の差はなかった。牧草のOb含有率から可消化エネルギー含量の推定が...
簡便なソルガムサイレージの嗜好性評価法の開発とソルガム育種への利用
要約 ソルガムサイレージの嗜好性を簡便に評価するために、評価の基準となる標準品種系統を選定することと、嗅覚による牛の鋭敏な選択行動を観察することで、一対比較法による嗜好性試験の簡易化を図り、ソルガム...