要約 養豚における飼料用米と酒粕の利用により、肥育豚の低コスト生産が可能となり、特色ある豚肉を生産することで高付加価値化が可能となる。また、トコトリエノールを多く含む飼料用米「オオナリ」の給与で、脂...
肥育後期豚にすりゴマを給与すると、背脂肪内層中に抗酸化物質が移行する
要約 肥育後期豚にすりゴマを3%含む飼料を出荷体重まで給与すると、ゴマ由来の抗酸化物質であるγ-トコフェロールとゴマリグナン類が蓄積した特色ある豚肉が生産できる。 キーワード 肥育後期豚、すりゴマ、...
たちすずかWCS給与による適度な脂肪交雑で良質な肉生産のための肉用牛肥育
要約 WCS調製した高糖分飼料イネ「たちすずか」を黒毛和種去勢牛に対して濃厚飼料から代替給与することで、肉質3等級程度の牛肉の生産が可能となり、また、牛肉内のビタミン含量が増加し、保水性の向上が期待でき...
国産ダブルローナタネ粕は大豆粕の代替として泌乳牛に給与できる
要約 圧搾での搾油後に生じる国産ダブルローナタネ粕は、カノーラ粕より脂肪含量が高く蛋白質含量は低いが、栄養価は大豆粕並みに高い。蛋白質のルーメン内分解は大豆粕より速い。脂肪含量が適切となる飼料設計で...
ダイレクトカット収穫による大豆ホールクロップサイレージの刈取り適期
要約 粗飼料源としての大豆は、葉部が50%程度黄化した時期にコーンサイレージ用作業機を利用してダイレクトカット収穫すれば、輸入アルファルファ乾草を代替できる高タンパク含量のホールクロップサイレージが調...
トウモロコシから飼料用玄米への代替は泌乳牛の尿中窒素排泄率を低下させる
要約 泌乳牛に蒸気圧ぺんトウモロコシの代替として蒸気圧ぺん飼料用玄米を給与すると、尿中への窒素排泄率は低下する。尿中へ排泄されなかった可消化窒素は、乳および体蓄積へ配分されるため、代替給与はタンパク...
乳牛におけるイネホールクロップサイレージの可消化養分総量と粗飼料価指数
要約 各種イネホールクロップサイレージを乳牛に給与した場合の可消化養分総量は47~55%、粗飼料価指数は56~95(分/kg乾物)である。これらは代表的な輸入粗飼料であるチモシー乾草と同程度である。 キーワード...
要約 タイ東北部における在来種育成牛の維持に要する飼料中粗蛋白質含量は6.1%以下、粗蛋白質摂取量は4.38 gCP/kgBW0.75である。この要求量は、欧米系の肉牛(NRCの維持蛋白質要求量:飼料中含量7.2%、摂取量5.67...
飼養成績に影響させず低リジン飼料給与で豚の筋肉内脂肪含量を高める
要約 肉豚飼料のリジン含量を要求量の80%に制限して、体重75kgから115kgまで給与すると、飼養成績に影響を及ぼさず筋肉内脂肪含量の高い豚肉が生産できる。 キーワード リジン、飼養成績、筋肉内脂肪含量 背景・...
畑地型酪農経営におけるメドウフェスクを用いた集約放牧の導入効果
要約 経産牛60頭規模の畑地型酪農経営では、メドウフェスクを用いた集約放牧の導入により、従事者1人当たり労働時間の237時間短縮、農業所得の2,134千円増加が実現できる。飼料自給率は7.5ポイント上昇でき、配...
飼料用トウモロコシと濃厚飼料を混合調製した細断ロールベールサイレージの特性
要約
緑茶飲料製造残渣サイレージの給与によって泌乳牛からのメタン産生が抑制される
要約 泌乳牛用完全混合飼料(TMR)に緑茶飲料残渣サイレージを5、10および15%の乾物割合で配合することにより、泌乳牛からのメタン産生を1日当たりそれぞれ9.7、17.1および22.2%抑制することができる。 キーワ...
良質な飼料イネサイレージを給与すると黒毛和種子牛は良好な発育を示す
要約 TDN含量50%以上の良質な飼料イネサイレージを利用すると、黒毛和種子牛は良好な発育を示す。また、飼料イネサイレージを多給し育成を行う場合は、タンパク水準を高めた濃厚飼料を給与することにより良好な発...
肉用繁殖牛の妊娠期における飼料イネサイレージの単味給与と子牛生産性
要約 肉用繁殖牛の妊娠期における飼料イネサイレージの単味給与は哺乳量および分娩後の子牛発育には影響はないが、胎子発育および分娩後の繁殖機能(発情回帰、受胎性等)に悪影響を及ぼすので、単味給与する場合...
肉用繁殖牛の妊娠期における飼料イネサイレージの単味給与と子牛生産性
要約 肉用繁殖牛の妊娠期における飼料イネサイレージの単味給与は哺乳量および分娩後の子牛発育には影響はないが、胎子発育および分娩後の繁殖機能(発情回帰、受胎性等)に悪影響を及ぼすので、単味給与する場合...
要約 集約放牧下の牧草の粗蛋白質含量は20~30%、分解性蛋白質は10~25%、溶解性蛋白質は5~15%と高く、乳牛の飼料設計では過剰摂取に留意する。NDF及びADF含量は低く推移し、ペレニアルライグラス/シ...
要約 第一胃分解性の異なる、でん粉質飼料2種類(トウモロコシと大麦)、蛋白質飼料2種類(大豆粕と魚粉)の産乳効果を検討したところ、でん粉質飼料ではトウモロコシの方が採食量、乳蛋白生産量が高く、蛋白質飼...
要約 飼料原料の違いやアミノ酸の添加によって,鶏の新鮮排泄物から発生するアンモニアおよびイオウ化合物類濃度は影響されたが,いずれの成分も飼料中成分含量との間に相関関係がみられない場合があった。このこ...
要約 鶏雛からのリン排泄量を低減するためには,飼料のオートクレーブ処理,大麦あるいは小麦の利用および飼料用酵素フィターゼの利用が効果的である。これらにより鶏におけるリンの利用性が改善され,この結果,...