硝酸態窒素濃度が低いイタリアンライグラス中間母本候補系統「LNG5」
要約 イタリアンライグラス中間母本候補系統「LNG5」(エルエヌジーファイブ)は硝酸態窒素濃度が市販品種中で最も低い「優春」よりも34%低い。また市販品種と単交配させた後代の硝酸態窒素濃度は両親のおよそ中...
硝酸態窒素を蓄積しにくいイタリアンライグラスの選抜手順と多面的選抜効果
要約 乾物あたりの硝酸態窒素濃度等を指標とした個体選抜を5世代繰り返すと、硝酸態窒素濃度が既存品種中最も低い「ワセアオバ」の約60%まで低下する。選抜集団では乾物率が向上し、カリウム濃度が低下するなど...
AtNAR2.1の105番目のアミノ酸はシロイヌナズナの硝酸吸収能に関与する
要約 シロイヌナズナの突然変異誘起処理によりAtNAR2.1(AtNRT3.1)遺伝子に対して1塩基置換が生じた突然変異体は硝酸塩をほとんど吸収することができない。AtNAR2.1タンパク質の105番目のアミノ酸であるアスパラ...
スーダングラスの硝酸態窒素濃度を低減するための土壌診断に基づく施肥管理
要約 作土の生土培養窒素量が40mgN/kg乾土以上では、窒素肥料施用によるスーダングラスの増収効果はなく、硝酸態窒素濃度は2g/kg乾物を越えるため、窒素肥料の基肥、再生草への追肥は行わず、堆肥等有機物の施用...
葉緑素計を用いたイタリアンライグラスの硝酸態窒素濃度の簡易診断
要約 出穂期のイタリアンライグラスの止葉における葉緑素計の指示値(SPAD値)を用いて、飼料作物中の硝酸態窒素濃度の基準値0.2%を上回るか否かを立毛状態で判定できる。SPAD値が47を超える場合は硝酸態窒素濃度...
草地飼料畑では堆肥による重金属の投入量が作物収奪量よりも多い
要約 我が国の草地飼料畑における銅、亜鉛、カドミウム、鉛の堆肥による投入量は、牧草および飼料作物による収奪量より約4~6倍多い。10~100年の時間スケールで、堆肥由来の銅、亜鉛、カドミウムの土壌蓄積に注...
要約 ソルガム類のCo濃度はトウモロコシに比べて高く、ほぼ乳牛の要求量を満たす濃度(平均0.098mg/kg)である。Mn、Zn、Cu濃度はトウモロコシと同様に乳牛の要求量より低い。また、有害物質の指導基準や家畜の中...
イタリアンライグラスの葉色診断に基づく収量判定と部分追肥効果
要約 イタリアンライグラスの収穫時乾物収量は4月上旬追肥前の生育スコア(葉身の葉緑素計の読みSPAD値と草丈の積値)と正の相関関係がある。生育スコアの低い(カラー写真の緑度の薄い)ところに部分追肥を行うこ...
硝酸態窒素濃度を低減できる秋作エンバクの栽培技術と導入地域の推定
要約 極早生エンバクを11月初旬に出穂するように播種し、収穫時の乾物率を50%以上にすることで硝酸態窒素濃度を0.2%以下にできる。そのためのエンバク播種日を求めた。また、本技術をトウモロコシと組み合わせる...
要約 1977年から現在に至るまでの全国の国公立研究機関で実施された、飼料作物の草種選定、栽培技術に関する試験成績を概要集から収集し、その所在情報データベースを構築した。また、概要集そのものを画像デー...
要約 1977年から現在に至るまでの全国の国公立研究機関で実施された、飼料作物の草種選定、栽培技術に関する試験成績を概要集から収集し、その所在情報データベースを構築した。また、概要集そのものを画像データ...