冬季のニホンナシ枝道管液糖含量は休眠覚醒と低温反応の両方の影響を受ける
要約 「幸水」では、休眠枝中の道管液糖含量は休眠覚醒と低温の両方の影響を受け、休眠覚醒期には枝組織の可溶性糖が道管液に積み出される一方、低温反応では、太根や幹などの炭水化物が道管を通じて枝組織に輸送...
ニホンナシ「幸水」の一年枝および花芽における冬季の糖代謝の特徴
要約 冬季の「幸水」の糖代謝には、(1)枝のデンプンが糖に分解される時期(11月下旬~12月中旬頃)、(2)枝から導管液に糖が輸送される時期(12月下旬頃)、(3)花芽の糖取り込みと利用が増加する時期(1月中下旬頃)、の...
ニホンナシに対する1-メチルシクロプロペンの低コスト短時間処理方法
要約 500kg規模の「幸水」果実に対してポリエチレン製の大型角底袋を利用し、濃度1ppmの1-MCP5時間処理で、収穫後8日間以上鮮度を維持できる。空気中の水分により1-MCPガスが発生するリボンタイプのAF-2L剤でも...
要約 比較的温暖な地域におけるオウトウの根域制限Y字形仕立て栽培において、5、6年生樹では「香夏錦」の収量が多い。 キーワード オウトウ、品種、根域制限栽培、Y字形仕立て、栽培適性、香夏錦 背景・ねらい ...
要約 いちご「道南26号」は、収穫始が「宝交早生」とほぼ同等の早生で、平均1果重が重く、上物率が高い。先白果の発生は認められず、中心空洞は「きたえくぼ」より小さい。食味は良好で、日持ち性に優れる。 背景...
要約 三浦半島地域の露地野菜専業農家の堆肥利用の目的は土壌改良・連作障害防止等であり、肥料成分は期待していない。これらの農家は、畜産農家等から調達する牛糞堆肥等を核とし、多種の資材を添加して独自の堆...
パパイア「ワイマナーロ」のsmallGTP-bindingprotein遺伝子(PGP1)のクローニングと解析
要約 パパイア「ワイマナーロ」のsmall GTP-binding protein遺伝子(PGP1)は636bpの長さを持ち、タンパク質の分子量は23311と推定された。PGP1はアミノ酸配列比較によるとYPT/RABグループに属し、発現解析により...