水田転換畑でのプラウ耕体系とスナッパヘッダを用いた子実用トウモロコシの高速作業体系
要約 水田転換畑での子実用トウモロコシ栽培では、播種床造成をロータリ耕体系からプラウ耕体系に変えることで収量を維持しつつ高速作業が行え、倒伏による被害を軽減でき、収穫にトウモロコシキットを装着した国...
クリ幼木では晩秋から冬季の窒素施肥によって翌春に芽が枯死する危険性がある
要約 晩秋から冬季の窒素施肥によってクリ幼木では芽の枯死が発生する。多くの施肥基準では晩秋から冬季に基肥を施用する施肥体系になっているが、凍害発生が懸念される場合は晩秋から冬季の窒素施肥を避けるべき...
熊本地震によりトマト施設で発生した噴砂の理化学性と噴砂すき込みが農地へ及ぼした影響
要約 平成28年熊本地震において液状化によりトマト施設で発生した噴砂は、周りの作土と比べ、陽イオン交換容量が小さく、電気伝導度や塩素イオン濃度がやや高かった。営農再開直前の作土の理化学性や土壌透水性は...
ニホンナシ「あきづき」および「王秋」の果肉障害対策マニュアル
要約 ニホンナシ「あきづき」および「王秋」で発生するコルク状果肉障害および水浸状果肉障害について、発生要因や対策技術を解説し、生産現場で果肉障害の発生を低減させるために活用する技術マニュアルである。...
要約 冬季に窒素肥料を施用するとニホンナシの開花率が低下する。多くの施肥基準では冬季に基肥を施用する施肥体系になっており、施肥基準を見直す必要が...
ニホンナシ発芽不良障害の発生は窒素施用時期の変更により軽減できる
要約 暖地のニホンナシにおいて、秋冬期が高温となる年に発生する発芽不良障害は、窒素施用が耐凍性の獲得を阻害し、凍害が発生することが主因である。窒素施用時期を慣行の秋冬期から翌年春に変更することにより...
ユリ「シベリア」は冷涼条件での栽培で乾物蓄積が促進され切り花品質が向上する
要約 オリエンタル系に属するユリ「シベリア」は、平均温度20°C程度の冷涼条件での栽培で開花までの植物体各部位への乾物蓄積が促進され、新鮮重が重く、長く堅い茎をもつ品質のよい切り花が得られる。 キー...
量管理養液栽培でキュウリ葉に発生する白化症状の原因はリン酸過剰である
要約 キュウリの量管理養液栽培において、著しい葉の白化症状が発生する場合がある。原因はリン酸過剰症による水溶性マグネシウム等の移行の阻害である。 キーワード キュウリ、白化症状、リン酸、過剰障害、量管...
圃場排水性を改善して施肥・播種を1工程で行うチゼル式不耕起播種機
要約 条毎にチゼルで排水溝を作溝し、同時に施肥・播種を行うトラクタ直装式の不耕起播種機で、降雨後の排水が促進され、大豆収量は1割程度向上する。作業幅は1.5~2.4mで、条間は30~80cmまで変更でき、30kW(40P...
フザリウム群集のPCR-DGGEを利用したアスパラガス連作圃場の診断指標
要約 アスパラガスに病原性を有するフザリウムを識別・解析可能なPCR-DGGE法で検出されるバンド全体に占めるFusarium. oxysporum f.sp. asparagi由来のバンド強度の割合は連作障害発生圃場で高...
沖縄本島ジャーガル地帯における秋冬作レタス安定生産のための新栽培体系
要約 安定生産を目的として開発した、牛ふんせん定残さ混合堆肥、LPコート主体の全量基肥施用、マルチ内かん水の個別技術を体系化することで、大玉化するとともに玉揃いが向上し、約2~4割程度の増収が図られる。...
要約 「飼料用稲「クサノホシ」を、苗立数50本/m2を超えないことを目標に、播種量2.0~2.4 kg/10aの条件で4月下旬に乾田条播直播すると、倒伏させずに移植栽培と同等以上の収量を安定して得ることができる。 キ...
要約 ヒペリカムの葉焼け症状は苦土欠乏により発生する。加里欠乏では葉の黄化及び褐変が生ずる。りん酸欠乏では葉が赤紫色に変色し後に褐変する。白化症状は尿素系肥料に副成分として含まれるビウレットにより発...
ダイズちりめんじわ発生条件の解明と石灰または微量要素施肥によるしわ粒発生率の軽減
要約 ダイズ「エンレイ」のちりめんじわ発生率は、子実肥大盛期の切葉処理で増加する。また、石灰、三要素肥料を無施用で連作栽培すると成熟期の早期化と収量低下に伴い高まるが、石灰施用により軽減される。また...
要約 牛ふん堆肥の局所施用により、土壌の気相率が高くなり、ウメの細根量が増加する。同じ箇所に肥料を局所施肥すると施肥量の2割減肥が可能であり、窒素流亡量が減少する。地下水位の高い水田転換畑で掘削によ...
要約 粒状ヒドロゲル(可溶性ケイ酸17%、水分83%)を種子に加えて均一にまぜ、24時間25℃で密封静置することにより、播種直後の冠水に強い15%水分のダイズ種子を調製できる。ヒドロゲルの添加量は、種子の新鮮重と...
要約 蒸気散水処理により盛夏期ホウレンソウ栽培で発芽率が向上し、収量が増加する。土壌伝染性病害に対して高い防除効果を示し、雑草の発生も抑制する。土壌表層の養分の多くは一時的に下層部に移動するが、移動...
要約 ちりめんじわの発生には子実肥大盛期前後の作物体の老化が関係し、施肥等による生育後半の栄養状態の改善が発生低減に有効である。亀甲じわは成熟期後の乾燥過程において発生するが、収穫時期を早めることに...
要約 水稲ダイズ輪作圃場においてヘアリーベッチを鍬込むことにより、ダイズの窒素吸収量が増加し、老化の進行が抑制されることで、ちりめんじわ粒の発生が少なくなる。 キーワード ダイズ、ちりめんじわ粒、ヘア...
早期播種による「コシヒカリ」乾田直播栽培の好適な苗立ち数と施肥法
要約 早期播種による「コシヒカリ」の乾田直播栽培(壌質土)では、苗立ち数を100本/m2程度とし、肥効調節型肥料LPS40、LP70及びLPSS100を2:1:2の比率(窒素成分量6kg/10a)で混合し、播種溝へ種子と同...