要約 ももの鱗翅目害虫4種に対する性フェロモン剤(もも用複合交信撹乱剤)の実用性が確認された。本剤の利用により殺虫剤の散布回数は、慣行の6~8回から4回程度に削減でき、散布時期は4月中旬、5月上中旬、6月...
要約 ニカメイガの交信撹乱を目的に性フェロモン剤(ディスペンサー) 250本/ha(少発生時 125本)を水稲移植期(早植:5月中旬、普通植6月中下旬)から約3ヶ月間、5~13ha(周囲が防除されていれば1ha)の水田に...
背景・ねらい 桑葉を食害する害虫の防除は,残毒性が短い農薬により発生時期に合わせて効率的に行うことが重要である。そのため,合成性フェロモントラップによりクワノメイガ成虫の発生消長を調べるとともに,発育...
要約 ナガチャコガネの性フェロモン物質の構造を解明し、そのラセミ合成品(Z)-7,15-hexadecadien-4-olideを用いた性フェロモントラップを開発した。これにより、ナガチャコガネの発生消長および発生状況を簡易に...
要約 ウスチャコガネ(Phyllopertha diversa)雌成虫の性フェロモンを同定し、化学構造を解析した。その物質は哺乳類に対して消炎・鎮痛作用を示すアルカロイド化合物であった。またフェロモントラップを用いた野...
要約 マメコガネを対象にして開発された発生予察用トラップの有効範囲は半径20m程度で、誘引割合は約10%である。誘引野生虫における雄の割合は約60%である。 背景・ねらい 農薬依存度を減らし総合的害虫管理を行...
要約 蚕飼育期間中の桑園に合成性フェロモンを誘引源にしたトンネル型の水盤式トラップを設置すれば,アメリカシロヒトリ成虫とクワノメイガ成虫の発生消長を的確に把握でき,防除適期の判定が可能である。 背景・...
要約 ミダレカクモンハマキの密度を性フェロモン剤を利用した交信攪乱法により低減させることができる。交信攪乱剤ハマキコンを10a当たり150~200本を成虫の活動期前に設置する。 背景・ねらい ミダレカクモンハ...