造林地のシカ密度に応じた防除資材の選択基準を明らかにしました
要約 シカによる林業被害の防除資材として忌避剤や柵が用いられていますが、その効果はシカ密度によって異なります。本研究では、シカ密度に応じた防除資材の選択基準を明らかにするために、全国の水源林造成事業...
要約 東南アジアで生産量が激減しているハイガイの養殖漁場を適切に管理するため、二枚貝の成育状態の指標である丸型指数及び肥満度をハイガイに活用できるよう改善し、ハイガイの成育状態及び漁場環境を簡便に評...
小規模ソーラーポンプ水源システムのICTを活用した遠隔監視システムの構築手順
要約 傾斜地果樹園への点滴かんがい導入などの際に貯留雨水などの小規模な水源を利用するためのソーラーポンプシステムに、システム障害を24時間以内に発見するためにポンプの運転状況を遠隔で監視するシステムを...
与那国島で分離された新規オルビウイルス"Yonaguni orbivirus"
要約 沖縄県八重山諸島与那国島で牛の血液から分離された "Yonaguni orbivirus"は、蚊が媒介するオルビウイルスと近縁な新規のアルボウイルスである。八重山諸島での継続的なサーベイランスは、国内へ...
要約 「イチゴ価格予測シミュレーター」は、過去の卸売価格動向に基づき、翌週分と1シーズン分(11月~翌年4月)の日別卸売価格を予測することができる。有利販売を目指した出荷だけでなく、契約的取引の商談で活用...
ホンシュウジカのメス成獣が高確率で接触する箱わなでの蹴り糸の位置は肩高の10cm~30cm下である
要約 ホンシュウジカのメス成獣の肩高の10cm~30cm下に蹴り糸を設置することによってメス成獣に高確率で蹴り糸に接触させることができる。高確率で接触する体の部位は、前肢ではなく、頭部・頚部と胸部・背部であ...
要約 野生ニホンジカの妊娠メス80頭の子宮を調査したところ1頭の子宮内から重度の奇形胎子を発見したので、ニホンジカにおける初の事例として報告する。本症例では反芻獣で胎子奇形を引き起こす病原体の感染が奇...
要約 若齢のニホンジカでは、農作物への採食依存度が高いほど、体サイズが大きくなり、その結果として妊娠率が上昇する。農作物採食による早熟化は、ニホンジカ個体数の増加を促進する可能性がある。 キーワード ...
要約 シイタケの栽培には菌床栽培と原木栽培がありますが、どちらの栽培方法でも害虫が発生します。これらの害虫を、化学農薬ではなく、天敵微生物をつかって防除する方法を確立しました。 背景・ねらい シイタケ...
要約 鳥獣被害対策を通じて捕獲されたシカ・イノシシなどの食用肉であるジビエを、農村振興につなげている事例は、取り組みの特徴から集落連携型、猟友会員主導型、広域連携型、法人経営型の4つの類型に分類でき...
アズマネザサの繁茂した耕作放棄畑を森林に再生させるための植生管理
要約 アズマネザサ(以下、ササ)が繁茂した耕作放棄畑ではササとの競争、動物による食害、落葉落枝の堆積が重なり合うことで樹木の定着が妨げられる。ササの繁茂した放棄畑からの早期の森林再生にはササの刈取り、...
セリンはカンピロバクターの栄養源として最も重要なアミノ酸である
要約 セリンを主要な栄養源とする条件下で培養したカンピロバクターの網羅的遺伝子発現解析を行ったところ、鞭毛合成遺伝子の発現低下、セリンを基質とするアミノ酸合成遺伝子の発現上昇など、本菌がこの環境に適...
苗の小型化により育苗・植付作業を省力化する原料用かんしょの機械化一貫体系
要約 小型化した苗を用いた原料用かんしょの苗床造成から本圃植付けまでの機械化一貫体系により、育苗・植付作業時間は慣行体系と比べて約50%の削減ができ、作業姿勢が改善される。平均収量は慣行栽培並みであり...
要約 シカプリオン蛋白質発現遺伝子改変マウスから神経幹細胞を分離し、CWDプリオンに感受性を示す分化培養条件を発見した。この細胞をCWDプリオンの感染性の検出に用いることで、CWDプリオン感染価測定の省力化...
要約 ペクチン分解物の量に着目した分光学的非破壊的指標(近赤外波長領域の960nmと810nmにおける拡散反射強度の差)は、モモの熟度指標として利用できる。 キーワード 近赤外、モモの追熟、ペクチン分解物 背景・...
要約 複数のリアルタイムPCR増幅曲線の比較から、ゲノムDNA上で100塩基に1つ以上の切断が生じている割合を理論的に算出し、食品の加工・調理工程によるDNAの断片化の程度を数値化する新規分析技術である。 キーワ...
糖1リン酸生成を基盤としたオリゴ糖製造プラットフォームの構築
要約 アノメリックキナーゼとホスホリラーゼを組み合わせたオリゴ糖の酵素的調製法にATP再生系を組み込むことにより実用的なオリゴ糖製造プラットフォーム...
ニホンジカ(ホンシュウジカ)は超音波を聞くことができるが、忌避することはない
要約 ニホンジカは、周波数が20kHz以上の音である超音波に対して聴く反応を示したが、忌避や嫌悪反応を示すことはなく、超音波によるニホンジカの防除は期...
要約 シカメガキの性決定要因についてはよくわかっていない。そこで、人工種苗生産したシカメガキを用いて成長速度が異なる個体の性比を調査した。その結...
要約 シカの牧草食害防止に適した電気柵の種別、設置・管理労力を実地検証した。耐久性と経済性において高張力鋼線柵が優れ、高さは140cm以上を確保することで飛び越えを防止し、45cm高の張出し線で接触させ柵の...