要約 花粉を運ぶ昆虫など(送粉者)が日本の農業にもたらしている利益(送粉サービス)の経済価値を推定したところ、2013 年時点で約 4,700 億円(そのうち約 3,300 億円は野生送粉者による)と推定されました。...
要約 2012年12月31日で全廃となった土壌くん蒸用臭化メチル剤の代替技術として開発した国内8地域4品目対象の産地適合型マニュアルによる栽培は、同剤使用時の慣行栽培に対し何れも90%以上の収量を確保することが...
要約 病原菌を持たない原種種子を用いた採種栽培、Sweat-bag seedling法による種子検査および銅水和剤・酢酸混合液浸漬と乾熱処理の組合せ処理により病原菌非汚染種子を供給する。さらに育苗期に重点をおいた防除...
要約 2005年に北海道において海外産汚染種子により国内初発生した本病は、寒冷地においても越冬・定着する可能性はない。本病は育苗作業により高率で第二次伝染する。発生した場合には緊急的な防除として適用農薬...
要約 メロンえそ斑点病汚染土中のオルピディウム菌の活性は、保存温度や含水率の変化にあまり影響を受けないが、MNSVは、含水率の低下に大きな影響を受ける。含水率約16%の汚染土を摂氏4度下で保存することにより...
花きに新発生したクリバネアザミウマおよびトラフアザミウマの防除薬剤
要約 クリバネアザミウマとトラフアザミウマは、花き類(草本植物)・観葉植物のアザミウマ類に対して登録のあるアセフェート水和剤かアセフェート粒剤で防除できる。 キーワード クリバネアザミウマ、トラフアザ...
要約 臭化メチル代替剤の一つであるクロルピクリンテープ剤は、処理後にガス低透過性フィルムを用いてマルチ被覆することにより、ネコブセンチュウに対して薬量を3割削減しても慣行の農ポリマルチ被覆処理より高...
メロンのアザミウマ類に対するククメリスカブリダニの効果的放飼方法
要約 ククメリスカブリダニはメロン株上での定着と放飼部位から上位方向への分散が悪い。本種を立体栽培メロンで利用する場合は、アザミウマの発生初期から収穫期まで2週間間隔で、上位部の葉に100頭ずつ放飼する...
コレマンアブラバチとネオニコチノイド系粒剤を併用した秋冬作メロンのワタアブラムシ防除体系
要約 ネオニコチノイド系粒剤の定植時植穴処理とコレマンアブラバチ(500頭/10a)を定植30日後から1週間間隔で2~3回放飼する体系は、秋冬作メロンにおいて収穫期までワタアブラムシの発生を実害のない低い密度...
要約 ウリ科野菜幼苗(メロン、スイカ等)を使用した薬剤感受性検定法(幼苗処理法)は、ネオニコチノイド系殺虫剤等、死亡までに時間を要するワタアブラムシ防除剤の検定法に適している。熊本県農業研究センター...
ビニール全面被覆による太陽熱消毒に薬剤を併用したメロンホモプシス根腐病の防除法
要約 メロンホモプシス根腐病の防除法として、夏期のビニール全面被覆による太陽熱消毒が有効である。これに、殺センチュウ剤を併用すると効果が高く夏期が低温の年でも安定した効果が認められる。 背景・ねらい ...
要約 静電散布によるメロンうどんこ病の防除は同じ無人防除の常温煙霧と優るか同等である。手散布と比較してもやや劣るか同等である。また、薬剤の種類、剤型により防除効果に差があり、乳剤の効果は水和剤と比較...
施設メロン栽培での天敵出芽細菌によるネコブセンチュウの密度抑制効果
要約 施設メロン栽培のサツマイモネコブセンチュウの防除に天敵出芽細菌を用いた結果、ポット試験(1回施用、4連作)及びほ場試験(半促成栽培と抑制栽培の2回施用)で根こぶ指数の減少、果実重の増収効果などが...