| タイトル | 製粉性およびめん色に優れる秋まき小麦新品種候補系統「北見81号」 |
|---|---|
| 担当機関 | 北見農試 |
| 研究期間 | 1994~2004 |
| 研究担当者 |
吉村康弘 中道浩司 小林聡 西村努 池永充伸 佐藤奈奈 荒木和哉 天野洋一 柳沢朗 田引正 谷藤健 三上浩輝 |
| 発行年度 | 2005 |
| 要約 | 秋まき小麦「北見81号」はやや早生で、「ホクシン」と比較して製粉性、めん色が優れ、多収である。穂発芽性、赤かび病抵抗性、赤さび病抵抗性、コムギ縞萎縮病抵抗性が「ホクシン」より優れる。 |
| キーワード | コムギ、製粉性、めん色、製めん適性、多収 |
| 背景・ねらい | 北海道は国内で最も大きな小麦の産地であり、収穫量では62%を占めている(平成17年産)。小麦の流通は平成12年から民間流通に移行し、さらに平成17年から麦作経営安定資金および契約生産奨励金は、灰分含有率、蛋白含有率、容積重、フォーリングナンバーの4項目の分析値による新ランク区分が導入された。 これらのことから生産者、実需者ともに、より一層の品質の向上と生産の安定性を求めており、このような要望に対応する新品種の普及が必要となっている。 |
| 成果の内容・特徴 | 1.「北見81号」は、平成6年度(平成7年6月 以下播種年度をもって示す)に北海道立北見農業試験場(農林水産省小麦育種指定試験地)において、やや早生・耐雪性“やや強”・穂発芽性“やや難”・良粉色の「北見72号」(後の「きたもえ」)を母、強稈・多収・穂発芽性“やや難”の「北系1660」を父として人工交配を行い、以降、選抜・固定を図ってきたものである。 2.「ホクシン」より出穂期で1日、成熟期で2日遅いやや早生である。 3.稈長、穂長は「ホクシン」と同程度で、穂数は「ホクシン」よりやや多い。 4.穂発芽性は“やや難”で「ホクシン」より優れる。 5.耐雪性、うどんこ病抵抗性は“やや強”で「ホクシン」と同程度である。赤かび病抵抗性は“中”、赤さび病抵抗性は“やや強”で「ホクシン」より優れる。 6.コムギ縞萎縮病抵抗性は“やや弱”であるが「ホクシン」より優れる。 7.子実重は「ホクシン」より多い。千粒重、容積重は「ホクシン」と同程度である。 8.原粒灰分が低く、製粉性は「ホクシン」より優れる。原粒蛋白は「ホクシン」より0.8%程度低い。 9.めん色は「ホクシン」より優れ、粘弾性は「ホクシン」と同程度であり、製めん適性は「ホクシン」より優れる。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1.北海道の秋まき小麦栽培地帯に適応する。 2.コムギ縞萎縮病抵抗性は“やや弱”であるため、多発圃場での栽培を避ける。 平成17年度北海道農業試験会議(成績会議)における課題名および区分 「小麦新品種候補 「北見81号」」(普及奨励) |
| 図表1 | ![]() |
| カテゴリ | 育種 萎縮病 うどんこ病 経営管理 小麦 新品種 抵抗性 播種 |
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