タイトル | 赤かび病に強く品質の優れる小麦新品種「トワイズミ」 |
---|---|
担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 1991~2006 |
研究担当者 |
小田俊介 河田尚之 八田浩一 氏原和人 佐々木昭博 田谷省三 堤 忠宏 藤田雅也 谷口義則 関 昌子 塔野岡卓司 坂 智広 平 将人 波多野哲也 中島 隆 吉田めぐみ |
発行年度 | 2006 |
要約 | 小麦新品種「トワイズミ」は温暖地以西の平坦地に適応する日本めん用小麦品種である。多収で、粒の外観品質が優れ、赤かび病には「農林61号」よりやや強く、うどんこ病にはやや弱い。製粉性と粉の明度が高く、小麦粉のアミロース含量はやや低く、めんの粘弾性が優れる。 |
キーワード | コムギ、新品種、赤かび病、外観品質、粘弾性 |
背景・ねらい | 小麦の一層の安全性を確保するための行政上の指導指針として、小麦に含まれる赤かび病菌毒素デオキシニバレノールの暫定的な基準値(1.1ppm)が設定された。また、実需者からはASW並の製粉性等の品質を持った日本めん用小麦の生産が要望されている。 そこで、赤かび病発生が少なく、製粉性等に優れる日本めん用品種の育成を行う |
成果の内容・特徴 | 本品種は1991年度(1992年4月)、九州農業試験場(福岡県筑後市)において、西海171号(後のチクゴイズミ)を母とし、赤かび病抵抗性の赤かび系PL106(蘇麦3号×アサカゼコムギ)を父として交配を行い、選抜・固定を図ってきたものである。当初の育種目標は、赤かび病抵抗性、多収、高製粉性、良粉色である。 「農林61号」「チクゴイズミ」と比較して、次のような特徴がある。
|
成果の活用面・留意点 |
|
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
カテゴリ | 病害虫 育種 うどんこ病 小麦 新品種 抵抗性 品種 防除 |